天国へ届けたい
小学4年生のとき、大好きだった祖父が亡くなった。ガンでした。
最後に会えたのは亡くなる3ヶ月前。意識が朦朧としている中、ぎゅっと手を握ってくれ、
「元気になったら、ホッケーの試合観に行くからな」と言ってくれました。
「じゃあ今度ユニホーム見せに来るね」泣きながら僕は言いました。
でも結局この会話が最後の会話になるとは思いませんでした。
9月、祖父が危険な状態になったと言われ、学校を早退し、京都へ向かいました。
ですが、空港へ向かうタクシーの中で祖父がなくなったと知らせがきました。
たくさん感謝したいことがあったのに、あと少しで直接言えたのに…
いまだに悔しいです。あと出発が3時間早ければ…
でももう会えないから、天国へ向けて感謝を言いたいです。