大きくなったらひとりでに 強くなれると思ってた 大きくなれたらいつの間に 弱い自分がそこにいた 足をつけてる地面すら 崩れ落ちそうに揺らいで見える 前も後ろも何にもなくて 確かにあるのは自分の足元 無我夢中に手探りで 進むぼくには何が見える いつか見えると信じてた そんな未来はどこにある 分からないけど 分からなくても 立ち止まっても うずくまっても きっといつかは、進めるさ。 きっとどこかで、見えるのさ。
駆けたくて、転んだ。 飛びたくて、墜ちた。 泥まみれになって、地を這いつくばって 汗と涙と血が流れる それでもぼくが立ち上がって、 飛び上がるのは、何でだろう。 高くて遠くて果てしない、 空を見るのは、何でだろう。 誰のためでない、ぼくのため。 たったひとりの、ぼくのため。 ぼくが、ぼくであるために。 ぼくが、ここにいるために。
自信なんて持てなくて 周りに引け目を感じてばかり 輪の中心に立ちたい訳でも 輪に混ざりたい訳でもなくて わたしがわたしであることを、 分かって欲しいだけなのに。 わたしがここにいることを、 知っていて欲しいだけなのに。
つらくて、苦しくて 藻掻いて藻掻いて、胸を掻き毟って 息が止まってしまいそうでも 自分に嫌気が差しても、でも。 今日も、わたしは生きていた。 明日も明後日も、生きるのだ。
泣いて笑って、さよならしよう。 楽しかった思い出は 残らず掠れてった 残りカスみたいに 嫌な思い出が沈む 思い出そうとも思い出せない 忘れたいけど忘れられない だから、ぜんぶ さよならしよう。 ハロー、ハロー、新しい日々。 ハロー、ハロー、新しいわたし。