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ことの重大さ

今日、クラスお別れ会がありました。
ビンゴで先生が自分の私物から景品を出してくださり、その中にデッサン用人体模型がありました。
ビンゴが終わってからしばらくして爆弾ゲームをやることになった時に爆弾になるものが無く、デッサン用人体模型を使おうという話になりました。
投げてもいいし、回す順番も適当でいいというルールでやり始め、最初はみんな楽しくやっていました。しかしある子がそれを投げた時、窓から落ちてしまったんです。
私たちの教室は6階にあるので6階から硬くてそれなりに大きいものが落ちたということです。前ニュースでもあったようにこれはすごく大きな問題でした。
でも、みんな面白がって見ていてその後も誰かが取りに行っただけで他の子はゲームを続けました。私も人に当たってたら本当に大変だとは思いましたが当たらなかったみたいだし取りに行った人がいるからいいやと思いました。
でもその後先生が来て、みんなやっとことの重大さが分かってきました。
投げてしまった子は大泣きして、先生も泣いてしまいました。
これは投げた子だけが悪かった訳ではありません。先生がせっかくくれたものを投げたりするようなゲームに使ったこと、それを誰も「危ないからやめよう」と言えなかったこと、全てが間違っていました。
あの時どうすれば良かったのか、と思います。
もし人に当たっていたら誰かが大怪我をしてしまったり亡くなってしまうかもしれなかったのです。
卒業まであと2日、しっかりと考えていきたいです。

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私が今できること。

何度も此処に書き込もうとしては文章を消した。
私には、震災について語る資格なんてないんじゃないかって思ったから。
昨日の放送で、心に残った言葉がある。「忘れないようにと言うけれど、被害をあまり受けてない人たちがいう言葉で、忘れたくても忘れられないんだ」という言葉だ。
私は去年の今日、ここに「忘れないように、そして絶対風化させないようにしたい。」そう書いた。
でも、それは本当の意味で東北の人たちのことを考えていなかったのかもしれない。
私は震災以降、福島に行かせてもらったことはあるが、他の県には行ったことがない。震災当時の状況や今の状況もテレビやラジオの中でしか分からない。
だから、東北の人達の苦しみは私には到底分かることではないし、辛かったね。なんて言えっこない。
でも、東北の人達は、5年間確実に毎日を必死に歩んできたんだ。

5年前の今日、多くの人がそして、誰かにとって大切な人が亡くなった。

私に今できること。それは精一杯生きること。
そして周りの人を大切に大切にすること。

そして、必ず、東北に行く。自分の目で今の東北を見てきたい。
私にはこれくらいしかできないけど、それでも私にできること、していきたい。
今日は黙祷をした。イオンで黄色のレシートを入れてきた。3.11と検索して募金をした。1人の力は小さくたって、集まれば大きな力となる。

そして東北のみんな、私の知らない現実を話してくれてありがとう。