東日本大震災から
東日本大震災から五年、私は小学五年生でした。
体育の授業中、私が跳び箱をとぼうと助走のために足に力を入れた瞬間でした。今でも覚えています。
私は東北に住んでいますが、秋田はほとんど被害は無く、亡くなった方もいませんでした。
私の通う学校に、被災して来た先輩がいらっしゃいました。友人を亡くしたようで、実際に経験した人の話は、テレビの中の言葉とは重さが違うことを実感しました。大切な人を失った気持ちははかり知れません。しかし、隣で支えていくことは出来ると思います。
震災の調度一週間前に、私は仙台にお邪魔しました。海が一望できるホテルでした。そこも流されてしまったことをあとで聞きました。
とても綺麗なところで、またこれたらいいね、そう会話したのを覚えています。
着実に復興していると思います。今、私に出来ることは限られているかもしれない。でも、少しでも力になりたい、誰もがそう想っていると思います。今出来るのは、経験していない人達に伝えていくこと。
あの綺麗な景色がまた戻ることを祈って。