健康診断 余命を告げる神との問診 カルテ片手に腸内パトロール 終わりまでのゼンマイが静かに巻かれる キーンコーンカーンコーン 来月までに体重落としましょう 来月までに血圧落としましょう 来月までに病院へ行きましょう やってくるのは天使か死神か
エモいね、だなんて そんな簡単な言葉じゃなくて 脳内処理出来ないくらいの寂しさと胸の鼓動との調和から出てくる感情の一つなんだ 顎紐が伸びきったくしゃくしゃな赤白帽を深くかぶり 朝礼台に二人並んで見た夕日がそれだ
明けない夜を待ってみた 草木に乗る自然のにおいを 背に向けて 来るはずない返事をまだ 性懲りもなくただ待ち続けて 夜風に乗せ いつだってそう 期待を超える 現実なんてどこにも… 昇らない朝日を望み 声高らかに吐き出そう 馬鹿みたい馬鹿みたい馬鹿みたいね いつまでも子供扱いしないで 約束破り
散らかっている まるで頭の中みたいだ 場所は分かっているのに見つからなくて フラストレーション抱え込んだ 仮面の内側 涙で湿気がこもっている カビ臭い 私の手こずる理想と こじつけの日々 嫌になるな 正しいことは人の数ほどあるのに 焦点が合わないコンタクト 動きたくない 後ずさる影 これまでは白紙 案外楽だ 的外れ 道を外れ 希望にすがって 余力で生きるよ これからも
大切なのはどこに属してるかじゃなくて 自分が何をしてるかだ
曇っていた今日も 傘をさすまでもない雨 そっと溶かしていた 蒸し暑くてつけた クーラー20℃ ドライにして部屋干し コントローラー握る手の汗が そっと現実味を帯びていく 終わらないで なんでもない日を 終わらせないで 誰も望んでいないよ 雨上がりすぎて気づけば またら雨が降る そんな季節に逆らおうとなんか無茶だ そっと身をのせて
「かわいそう」って言葉が日常生活の中で一番残酷な気がする
さよなら 別々の道を歩いていた 十字路のその先に僕らはいるのか またね 手を振って笑っていた 会えなくなる日も分からず そっか しょうがないよね 生活があるもんね 僕は 昨日に嫉妬する
想い出捨てても 同じ柔軟剤ってだけで リアルに思い浮かぶのが 鬱陶しい日
真面目に生きてちゃこの世は楽しめない