対になった写真立て 2人に残った最後の笑顔 見れば見るほどぎこちない 蝶番で繋がれた 最後に残った2人の笑顔
月から零れた錆びた雷 人の明るさが透けていくようで どっかどっか見落としている どっかどっかで見落としている 透明人間 明るく透かしてよ もっと命の色が見たいんだ 透明人間 明るく照らしてよ みんな みんな 透命人間さ
産声以来聴いていない またあの声を聴いてみたい
重機に飛び乗りエンジンをかける 淡い配色のおぼろげな夢を バラバラに壊してもう一度 作り直すことにした 夢を見るのは簡単だ 夢を目指し目標にすることよりは簡単だ だから 解体作業は得意
荒波の中に船を出すこともできない 鬱蒼とした森を抜けることもできない 嵐の中に飛び込むこともできない 僕にはそんな力も勇気も気持ちもない そしたら僕には何が残るんだろう
相手の重さは自分のひ弱さ
瞬間最大風速 生温い春の午後
何色と脈絡のないみずうみで隣のきみへ8度めのすき
せっかく晴れたなら きみと会わなきゃもったいない! でも電話する手はとまっちゃう…。 べ、べつに晴れたから会いたい ってことじゃないんだよ!! お天気なんかに関係なくわたしはきみに会いたいんだよ!!! きみもそうだったらうれしいな。
だから吐いちゃえよ 愛を吐いちゃえよ 喉元で腐らすくらいなら 好きの2文字くらい 息と一緒に空気に混ぜて 君との間の空気を揺らして 君の鼓膜を震わせる 君の鼓動を狂わせる
曇天をゆく鼻先に 今日もまた アスファルトから溶けだすかおり
届かないくらいのところが 見てる分にはちょうどいいのかなぁ
せっかく2人いるんだから 話をしようよ できるのはそれぞれ 僕の話 君の話でしかないけれど せっかくだから 2人の話をしよう
またあのひとがやってくる。 だらしなく白衣をひっかけて 銀縁メガネに猫背に寝癖 研究室を喫煙所にして いたずらっ子みたいに笑ってる ああ、そうか。 また新しい春がくるんだね。 あのひとはいつもさがしてる あの春の色を探してる。
強がってるのは頑張ってるから
端っこのほうでふらふらゆらゆら揺れてたのが、すとんって落っこちた。
昼間に月が見えるのは 日の明るさに掻き消されないほど 月が光をはね返しているから
数千キロ離れただけで たちまち届かなくなる
永遠じゃないことくらいわかってた けど、 わかってるつもりだった 本当は、 心のどこかで 一生続くんだと思ってた だから、 この先も私の心で 貴方の音が続いていくように さようならじゃなくて ありがとうを
わたしの吐いた溜め息が曇らせた硝子を 袖で拭ってくれる そんなところに惚れました
夏服のきみの あのひらひらとした感じが忘れられない 映画館に入ってみたら 僕ひとりだった 雨漏りをしているのか 水滴の落ちる音がする 風速2mくらいの風に ひとしきり吹かれると 目の前に あのひらひらとした感じの 夏服のきみが立っていた
公園のベンチで 独り、遅いお昼を飲み込む。 見上げると青白いほし 昼過ぎのあざに鈍痛を響かせる 月のでこぼこ
こんな夜は ただ朝だけが 狂おしいほど待ち遠しい
今日初めてこの掲示板見たけど、 みんなすごすぎる!(๑>◡<๑) いつかここに書き込んだ生徒が詩人とか作家とかになるのかな? 夢のある掲示板だあ!!(*≧∀≦*)
いつも痺れるような素敵なウィンクで わたしをドキドキさせてくれる いつか悶えるくらい可愛い笑顔で あなたをクラクラさせてあげるね
あのときの あくむのそらは あなたをすいこんで なもない「ぎせいしゃのひとり」にした あなたは もうもどってこないのに こんなにしわくちゃになるまで まちぼうけてしまったわ こんなんじゃあなたが ふりむいてくれるはずないのにね。 どうしてでしょう あなたをさらったあのあかいあめは にくいはずなのに ふとおもってしまったの …うつくしい、と。 わたしってちょっとへんなのね そらのうえであいましょう あともうすこしですから…
とびきりトリッキーなのお願いします。
ココロの距離とカラダの距離が イーブンになるのは キスのときとあたまを撫でたとき それから手を繋いでるとき だからいまは 心のほうが ちょっと遠い
誰かに笑われないために生きているわけじゃないし、笑われるために生きているわけでもない。 ほんとは一人ぼっちで構わなかった。 友達なんて何処にもいないと思っていた。 ただ紙だけを捲っているのが幸せだと信じていた。 …いつからこんなに淋しがり屋になったのか
あのころのままで凍らせて 取りだしたらたちまちあったかくなって 溶けながらかたちを変えていく 溶けきってしまうことは たぶんないけれど あのときの状態には戻らない 絶えずかたちを変えつづけ そのたびに僕の体温をあげていく 都合よく脚色を加えるのは温かいけれど ほんものが遠のくたびに 寂しさが押し寄せる