行きたくない場所へ行くことに慣れすぎて、 本当に行きたい場所がわからなくなってる。
「思いの丈」なんて言葉があるせいで 気持ちが背伸びをしてしまう 等身大がわからなくなる 「誰よりもすき、僕のほうがすき。」 曇った目のまま真っ直ぐきみが言ってくれるから 「ありがとう」と、言葉では返すけれど ひとを基準とした好感度のはなしよりも ゆらがない愛の告白が聴きたかったな 「きみがすき」って聴きたかったな
ノンホールピアスみたいな三日月 の向こう側には綺麗な星たち どうこうしたって切れないわたしたち 方向音痴は 黙って北へ行け マンホールのうえで煙を吐いてる 相棒の開放 気持ちよすぎて 細胞の震えを肌で感じてる NIGHT&DAYで 構ってよ ねぇダーリン
手紙をくれたら返事を書くのに ラブレターに恋をしていただけだった 背伸びをしてたらふらついてうまく歩けない 神さまに恋をしていただけだったんだ とってもよくなるはずだったのに どうでもよくなるだけだった 宛名のない手紙なら引き出しに押し込んだわ 行き場のない感情は吐き出せずに押し殺してる
ライフルの精度もマシンガンの弾数もないけど あなたのハートを射抜けるように 精一杯、弓を引きます。
愛を疑うのは刺激的 愛を信じるのは神秘的 愛に見切りをつけるのは魅力的 愛を裏切るのはなんだろな 愛だの恋だの全く面倒 ハッタリなのがバレバレな嘘 窓を開けよう 席を開けよう きっと心臓はインドアだから 君といるのが奇跡みたいだ
縦書きの 恋文を 途中だと 言い張って あまりにも 雑な字で まるで落書きみたいだね 宛名のない 封筒に 手の平のなかで皺をつけて 勝手にバッテン貼り付けて 抽斗のなかにしまい込んだ 葉書のなかに詰め込んだ文字たちが 疼きながら 精一杯 藻掻きながら ぼくをポストまで連れていく
ちょっとだけめんどくさいけどね わたしが 可愛くなりたいなぁって言ったら きみは可愛いよって 言って欲しいの
鶏白湯は嫌いじゃないよ 鶏白湯を食べてるきみも べつにそんなに嫌いじゃない ただ私は きみに食べられてる鶏白湯に 堪らなく嫉妬しちゃってるんだ
昔話も難しい話も もう飽き飽きなの 簡単で新しい恋をしようよ 手を繋いで目をつぶって 開けたらそこは桃源郷 手を離してもそこにいて 階段のぼった上で待ってる お話しよう?ここにきて