君と歩くこんな夜は 夜空には星が瞬いていて欲しい
なんて切り出したらいいのかしら? ずっと前から好きでした。なんか男っぽい いきなりキス。絶対出来ない 「はぁ〜」 あ、今なんか聞こえた。 なんか言った?って訊こうとしたけど なんか鼻唄歌い出しちゃったし…。 ねぇ、あなたはいまなんていったの?
税込1980円か、どうしようかな。 愛なんてちょっと欲しがればすぐ手に入る。 だけど君からの言葉は そんなんじゃ手に入らないし 安いと思いたくない。
幸せなことに不慣れだから ちゃんと喜べてるのか不安になる いつのまにか見て見ぬ振りばっかり こんなに巧くなっちゃった
出会えたことが既に奇跡って直ぐに気付ければ その先なんて、あわよくば君に愛されたいなんて 願ったりはしないのに
「あたし好きな人出来たんだ〜」 「へ、へぇ〜」 「隣のクラスの〇〇君なんだけど〜 顔いいし優しいしさ〜」 「確かにカッコいいよね〜」 一応、いつも通りの笑顔のつもりだけど…。 もとからアシンメトリーな顔が更に歪に歪んだ。
もとから雀の涙ほどしかないような勇気を 言葉に変えて君に問い掛けてみたけれど 僕の羽虫のような震えた声は 君の甘い吐息に掻き消された 沈黙 身体中を響き渡る心音が 君に気付かれないか心配で 僕は震えた声を鼻唄に変えた
僕が君にドキドキしたときとか 君が僕にドキドキしたときとか 気負わずに言い合えるようになりたいんだけど いいかな?
言わない。意地。守ってた。 壊れちゃうから。 かっさらわれた。 疑問。 な ん で ? て。嘘。知ってた。 精一杯の語彙力。絞り出して。 あのね。 やっぱ。 言えなかった。
誰かの声が聞きたくて ついついテレビのリモコンに手を伸ばしてしまう そんな事をした処で僕の耳にはもう 何も届かないのに