暁烏とともに飛ぶ。 今日の夜から明日の朝へ。 いつの間にかもう昼か。 いつの間にかもう死ぬか。 迎えに来たのは八咫烏。
朝が来てしまう。 世界中の鶏の頸を、狩りに行かねばなるまい。 そして、窓を閉ざし、光を受けつけず、泥のやうに眠り続け、いつか目覚めた其の時は、餓鬼のや うに鶏頭を喰らう。今は眠らう。
あぁ。 やっぱりね。 そんな気がしてたんだ。
イヤホンから流れ出した 聞きなれた歌声 揺れるバスで一人 音楽に心よせ 見慣れた街並みは 僕の一部と化した 「あと何回ここを歩くんだろ」と 友人と話し 今日もまた 靴をすり減らしていく ぽつり 雨が降り注ぎ きらりと 太陽が光をこぼして また ぽつりと 君が僕にこぼした ひとこと 聞き逃さないように 走っていくよ 走っていくよ 君の隣まで 階段駆け上がる スピードも 絶好調で 駆けていくよ 架けていくよ 君との未来への橋 架けていくよ
あぁ 今夜も眠れない夜が来た 一日に始まりは22時から ラジオから聞こえる曲に魅かれ 机の端 置き去り課題は見ないふり
丈があってないパーカーに 裾をまくりまくったデニムジーンズ 似合わない。それ故に此の上無く 愛らしく、愛おしい。
「もしもし?」 「もしもし」 「…。」 「どうしたの?」 「ううん、ただ声が聴きたかっただけ〜。 えへへ 怒った?」 「ううん」
風が吹いたら君の季節 半袖になって飛行機雲の白さにそっくり 偽物の日々をつまんで潰せ そらがすぐに明るくなる 眩しすぎるぜあちらこちら 目のやり場がないから 黙ってノートを見つめ続ける こんな日もきっといい日
あの娘が泣いている。気まずくなって席を立つと 彼女に袖を引っ張られた。顔を向けるとコッチも向かずに、「慰めてもいいんですよ、先輩」 だって、しょうがねえなぁ。
黒板に並んでいたアルファベットたちが 一斉に教室中に散らばる。 楽しそうに見つめる君と、只々ぼうっと眺める僕