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気づかなかったクラスの優しさ

私が中3の時、仲のいい友達がみんなちがうクラスになってしまい、新しい友達もできなかったのでいつも1人で行動してしました。こんなことは初めてだったので、辛かったし、学校も行きたくなかったけど、受験生だったので休むわけにもいかないと思い、毎日無理して学校に行っていました。
そんななか、ある体育の授業で2人でペアを作る場面があったのですが、私は余ってしまったい、誰かに「入れて」と言える勇気がなかったので、一人でいました。それを見た先生がみんなの前で「うみカフェはもっと自分から行動せなあかん!」みたいなことを言われて、私はその時言い過ぎかもしれませんが、みんなの前で公開処刑しないでと思ったほど、辛かったです。授業が終わった後、あまりにも悲しくなって保健室に行って、先生に泣きながらそのことを話しました。そして教室に戻ったら今まで話したことがない子が「大丈夫?」と聞いてくれました。また、その日の昼休みもその子が話しかけてくれました。その年は教室で1言も話さない日があったほどなので、本当に嬉しかったです。またその日をきっかけに、今まで苦手だと思ってた子が、体育のときにペアになってくれたり、話しかけてくれたりことが何度もあり、今まで知らなかった同じクラスの子の優しさをたくさん知りました。最初の方は友達のいるクラスに変わりたいと、いつも思ってたのに、卒業する頃には、こんな優しいクラス、なかなかないよなぁ、最高だなと思いました。そしてあんなに優しかったクラスの人に壁を作ってしまった自分を反省しました。