あなたがくれたのは 甘い 甘い 甘い ことば それは今も心のなかで渦巻くの こちらが望んだものは あなたの すべて ひとつふたつって不満が増えて 不安が増えて どろどろどろどろ ふたりは堕ちてゆくの もういやだって泣き叫んでも 助けは来ない さあさここらで躍りましょうか
僕が帰宅すると君はいつも 「おかえり」っていってくれて ごはんもつくってくれたんだ でも最近残業が多くて 頑張っていつも通り帰ってるんだけど たまに帰るのが遅れると 消え入りそうな声で君は言うんだ 「私のこと好きだよね」って 僕は君が最近怖いよ
時に狂気を自分の内に感じる。破壊衝動が止まらない。 愛を求めさ迷い歩く亡霊は、やがて廃れた日々と共に長い年月を経て、 泥人形へと変化してゆく。 嗚呼、きっと私も泥人形へと変わって行くのだ。 嗚呼、きっと誰にも愛を与えられずに。 こんな私を罵って、貪って、貪欲な彼らは表面を滑って行く。 とっても憎たらしい。
執着するものなんて何もなくて、僕は個性がない。 適当に話を合わせて、笑顔を振り撒いて、ただただ勉強する。 そんな毎日。飽きてきた。 この状況を打破すべく、僕は個性をもとめた。 その個性がただの仮面であることは明白だったのに。
彼女と楽しみたい。 僕は彼女の言葉が捻れ捩れて文になるのが好きだ。 捻れ捩れた文で彼女とたくさん話し合いたい。 曲がりくねった会話の先にはきっと他愛ない幸せという名のものがある。 僕はそう信じている。 だから、一緒に話し合おう。 会話を楽しもうじゃないか。
この手を離したらきっと貴女とは二度と会えないのだろう。 貴女がくれたこの感情を教えてあげることは出来なくなるのだろう。 離したくない。離れたくない。 僕は貴女と共に。
たくさんねたくさんね生まれたよ 心の片隅にまるいまるいの とっても黒い醜い汚い それでも私の一部なの よかったね
不愛想だ。薄情だ。面白くない。 嗚咽感すら込上げてくる。 愛さえも貰えないのなら人間である価値などない。 僕らみたいな動物は結局自分が大事なのだ。
僕の言葉を詰まらせた。君の話した言葉が腐って、土になり、そこに種子が飛んできて、芽が出た。僕はその芽を踏み潰した。君は僕を知らない。君も僕を知らない。ならば記憶から消し去ろうか。