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空虚な監獄と無彩色ノスタルジック

生きている意味も 死ななければいけない意味も
分からないまま僕は奈落の底へ落ちる
何をしたって何を言ったって
助けを求めても君は知らん顔
君には伝わらない 受け取ろうともしない

空虚な監獄に囚われ
増えていくのは手錠と足枷
まとわりつく蔓が思考停止を促す
何度逃れようと体を動かしたとて
如何にもこうにも出来ない

何を食べても 砂の味
見えるのは無彩色ノスタルジック
あの懐かしい 色が恋しいや
騒音をシャットアウトした耳と鳴り響く罵声
もう止まれない 止まらない 耳鳴り
夢現を願っても何もないディストピア
声もうまく出ない 話せない
言葉を発する権利此処に消失す
鉄格子の凹凸ももはや感じない

ゴカンガキエテイク。


懐かしいノスタルジックだって
目の前の無彩色を眺めれば色の素敵さも
忘却の彼方へ旅立ってしまう
闇が手招く アンノスタルジックな世界
僕は牢獄と言う名の箱庭で踊り続けた
手錠と足枷が邪魔をしても
アンゴカンな僕は踊れるんだ
ナイフがなければね

なんて残酷なんだ なんて思っていたのも最初だけ
そう考える概念すらない世界
僕の好きなものも当然許されない世界
鉄格子の味だけが僕を支配する
箱庭ではまだ、踊っている