風のとまってしまった部屋に ただようだれかの横顔 知らないでいて 知っていてほしいこと いとしい さみしい くるしい なんてね、うそだよ ごめん 歳月に隠した醜いよわさ 滲む視界が薄く光る 泣きじゃくった夜に降る歌に いとしい唯一をさがしてる
擦り切れた胸の糸のさき 続く未来を信じてる 痛まない明日はないから 嘘は涙で溶かして 暗い夜に息づく星に願う
きみを思い出すことができるものは そこらへんにちらばっていて それを見るたびに 私はちょっと 未来が怖くなる その度に きみの香りがのこる服を 抱きしめて毛布にもぐりこむ 今ある幸せに身をゆだねて 怠惰に流されるくらいなら こういう孤独感や不安というのは 必要なのかなと最近思う だらだらとした幸せは あまりに幸福にみちているけれど すこしの緊張感と すこしのゆるんだ まるで二度寝をするような そんな だらけきった幸せを いい具合におりまぜて生きたい
私を引き寄せる 熱の篭ったしなやかな腕 清潔なにおいのするシャツからは たしかな愛情をかんじるのです 肩越しに見える景色は輝いて この一瞬だけは許された気がした 泣いたのは、寂しかったからじゃない。 胸がつまったのは、大好きだったから。
どれだけひどいことをされても 許せるなんて愛じゃない。 傷つけ合うことを 慣れに変えちゃいけないでしょう。 ひどいことは ひどいことだ。 そのまま何にも変換できないんだ。