ピンポンパンポーン 世界中の皆さん、こんにちは。 こちら、地球の平和を取り戻すためやってきた者です。 ご挨拶はこのくらいにして。 今現在の正直な気持ちを言わせていただきます。 私は、この星の、位の高い方から招かれました。 馬鹿馬鹿しい!! なにが、「平和を取り戻してくれ」ですか。 この星には、平和を祈っている方々はたくさんいます。 でも、それが叶っていないところがある。 それはなぜか。 簡単です。私を招き入れた方が、心から平和を求めていないだけです。 住民からの好感度を上げるために平和を祈るふりをしているのです。 みなさん。 あなた方の、平和を祈る気持ちを全て集めれば 政治家の権力なんて足元にも及びません。 戦争を恐れ、平和を愛し、愛情を尊重するあなた方が団結すれば この世界は、笑顔と愛で満ち溢れたものとなることでしょう それでは。 ピンポンパンポーン
あ、ほら。 今どこかで 誰かが笑う 誰かが歌う 誰かが恋に落ちる。 今どこかで 新芽が芽吹く つぼみが開く 花が咲く。
悩みがあるのかー こまったなー まー とりあえず。 歌って 笑って 泣いて 寝ろ。 そうすりゃ 「今日も生きれた」って思えるから。
自分の弱さから逃げまとっていた。 強さをひたすら追いかけていた。 そのはずなのに どんどん弱くなっていったんだ。 弱さから逃げるな。 強さばかり追いかけるな。 弱さと向き合い、その存在を認めろ。 そして それに勝る強さを見つけろ。 時間がかかっても大丈夫。 それが人生だから。
ペーモス・レト -ぺーもす・れとー 【哺乳類:犬】 【発見者】山﨑孝義ーやまざきたかよしー 発見場所:タイガリ洞窟 1972年に絶滅したと言われていたが、2005年に山﨑が洞窟を調査中に150頭ほどの群れを発見。 中型犬 ビーグルほどの大きさ 黒と白のブチ模様で、時々灰色のものも存在。たれ耳。 暗い場所では目がセルリアンブルーに輝く。 現在は絶滅危惧種で、保護地区にのみ存在。
だいじょーぶだよ。 人間、そう簡単に 居場所なくなったり しないからさ。
傷付いたことのない人 傷つけたことのない人 誰一人救われない言葉 誰もが救われる言葉 矛盾のない世界 嘘のない世界 誰もが認めるヒーロー 誰もが認める悪役 泣いたことのない人 笑ったことのない人 イジメのない学校 いじめしかない学校 誰もが美しいと感じる花 誰もが醜いと感じる花 誰にでも好かれている人 誰にでも嫌われている人
王緑石ーおうりょくせきー 【分類:鉱石】 発見者:ビル・スモーキル・パナル 1898年発見 発見場所:グナディエス山 アルキミス遺跡 普段は灰色だが、光の反射によってエメラルドグリーンに輝く。その美しさから、「石のクレオパトラ」と呼ばれることもある。 古代文明、アルキミスの王の寝具にあしらわれていたといわれる。 別名:龍目岩(りゅうもくがん)
いつしか忘れてしまった屋根裏部屋の匂いに、アンジェリカは顔をしかめた。10年前は全く気にならない、むしろ、好きな匂いだったのに。ほこりとカビのにおいが鼻をつき、眉間のしわをさらに深くした彼女の記憶に、そんなことはとうに存在しないのだった。 「ひどい匂いだわ。かび臭いったらありゃしない。それに、獣臭いにおいもしたわ。野良猫でも入りこんだのかしら」 確かに、屋根裏部屋には猫がいた。だが、野良猫ではなかった。 足元にある荷物の山を見下ろし、アンジェリカはため息をついた。 「やっぱり、この荷物は屋根裏部屋にしまうしかないわね」 彼女は意を決して屋根裏部屋に足を踏み入れた。ほこり、カビ、獣の匂いが入り混じり、独特の刺激臭を放っていた。よく見ると、ハエまでたかっている。 「どうしてハエがこんなにいるのかしら……。もしかして、この獣臭の持ち主が死んでいるんじゃ……」 アンジェリカは思わず身震いした。 「やっぱり、荷物をしまうのは、ジャックがいるときにしましょう。………それにしてもこの荷物、見覚えのない物ばかりね。本当に私のかしら」 屋根裏部屋から続くはしごを下りると、彼女は夫・ジャックのために昼食を作り始めた。それを食べる人はもう存在しないのだけど。 屋根裏部屋では、ハエがたかり白骨化の始まったアンジェリカの飼い猫ーと言ってもその犯人であり飼い主である当の本人は、すべて忘れているのだけどーと、その隣で寝ているジャックは、自分たちを殺したアンジェリカの名を小さく小さく床に刻んでいた。 アンジェリカは、1日経つと記憶のほとんどが消え去る病を持っていた。それでも、本人はそのことにまったく気づかず、自分は平常な人間だと思い込んで生活していた。 山のようなジャックの荷物ー遺品ともいえるーは、明日になればアンジェリカの記憶には存在せず、亡くなった一匹と1人ー本当はもっといるがーのように、誰にも思い出されないのだった。
学校のチャイムは 高らかに 軽快に それでいて 残酷に 恐ろしく 鳴り響く。 休み時間の始まりを告げる 授業の終わりを告げる チャイム。 残酷に 残酷に 鳴り響く。
伝ワレ コノ思イ コノ感情 コノ声 伝ワレ 祈ッテモ 届カナイ 叫ンデモ 届カナイ 声ニ出シテモ 届カナイ 伝ワレ 伝ワレ ナゼ 伝ワラナイ 嗚呼 ソウカ 簡単ナ コトダッタ 「おはよう」 柔らかな声と日差しに包まれ、なんだかくすぐった。でも、そっと口を開いてはにかむように下を向いた。久しぶりのことで、声帯の反応も悪いのだろう。言いたいことはたくさんあるのに、声にすることは難しい。小さな声で何度か音を出す。耳の下がツンと痛くなった。そんなことすらも、なんだかうれしい。 よし、今なら言える。きっと。 呼吸の調子を整え、そっと口から温かい春の空気を吸った。 「おはよう」
秋は 夏と冬の境の ほんのわずかな時間 気づかない人もいるほど 夏に 冬に 同化している 夏の色と 冬の色に グラデーションをかけたなら 間のほんのわずかな色の薄い数ミリの空間を 秋と呼ぶだろう 夏の歌と 冬の歌に かき消された けれど 確かに存在する ほんのわずかに聞こえる低音弦楽器で演奏されているであろう音楽を 秋ノ唄と呼ぶ 少なくとも 私は。 秋が好きな 私が。
この世には、見えない「空気」というものがある。人々に言わせると、「空気」は読むものらしい。 「常識」を知らない人には、「空気」を読む能力がないそうだ。「空気」を読むことができないと、「普通」から外される。そうなってしまうと、もう元には戻れない。「普通」の人と「普通でない」人の間には、こちらも見えない壁があり、その壁は想像を絶するほど高く、乗り越えることは不可能なのだ。 でも、その壁を難なく乗り越えた人を、僕は一人だけ知っている。その人は、目的のためなら手段を選ばず、時には誰かを助ける、不思議な女性だった。 「それは、ないと思うんですが」 ホームルームのとき、先生が出した意見は満場一致で賛成に…なるところだった。僕以外の全員が賛成の手を挙げる中、僕の言葉は嫌に良く響いた。 みんなの顔が、「空気を読め」と言っていた。 「茉島ぁ、なんでそう思う」 担任の言葉に、何人かがコクコクと頷く。 「いくら何でも、それは…」 僕は机に突っ伏して泣いている宮村をチラリと見た。 「それは、宮村がかわいそうですよ」 言い終わらないうちに、チャイムが残酷なほど高らかに鳴り響いた。 先生はガタッと立ち上がった。 「多数決で、宮村は部活動今学期停止に決まった。異論を唱える者は、挙手をするように」 僕が手を挙げようとしたとき、タッチの差で後ろの席の松宮梨沙が立ち上がった。 「先生、私も茉島君と同じ意見です。宮村ちゃん、かわいそうですよ」 先生は渋い顔で何も言わずに教室を後にした。
だれか 時間のたたない空間を 作ってはくれないだろうか 怖いんだ 大人になるのが 恐いんだ 今の幸せが終わるのが こわいんだ この幸せの次は、とてつもない悪夢が待っているような気がして 切ないんだ この日が終わるのが 刹那いんだ いつかは君と別れなければいけないから せつないんだ 何が切ないのか、 何が怖いのか、 何が不安なのか、 何もわからないから。
親:「おい、勉強したか?」 ○○:「さっきも聞いてたよ、その質問。」 親:「したかどうか聞いてるんだ。」 ○○:「だからしたって。」 親:「だからってなんだ。『しました』でいいだろ。」 ○○:「はい、しましたしました。」 親:「返事は一回って習わなかったのか?」 ○○:「し・ま・し・た・よ」 親:「なんだその口の聞き方は。それが目上の人に対する言葉か」 ○○:「なに、目上って。」 親:「俺はお前より年上で、お前は少しは尊敬しなければいけない」 ○○:「は?父さんを尊敬?なんで?」 親:「お前は俺を尊敬してないのか。親は敬うものだ。」 ○○:「でも父さんは敬われる人じゃないと思う」 親:「……どういう意味だ」 ○○:「敬うべき人は、すばらしい、手本にすべき人のことなんだよ。『習わなかったのか?』」 親:「………」
世界は、『不公平』であふれてる。と、私は思う。
海 祭り 初恋 プール 小説 青春 ああ そらへ そらへ そらへ そらへ と ん で い け
鳴りやまない あの言葉が あの一行が あの文字が。 A,本 鳴りやまない あの歓声 あの拍手 あのイントロ。 A,ライブ 鳴りやまない 花火の音 下駄の音 景品が倒れる音。 A,夏祭り 鳴りやまない グラウンドをかける音 体育館に響くボールの音 外にいても聞こえる合奏。 A,部活 鳴りやまない 君だけの着信音 LINEの着信音 君の声 体育館シューズの擦れる音 胸の鼓動 どうしよう 鳴りやまない 君の、きみの、キミの……… 全てが。 A,恋 わたしの夏休み
記者:○○さん、今回の事件、どう思われますか? ○○:知りません 記者:友人の××さんが、行方不明なんですよね? ○○:はい、そうですけど? 記者:警察は、殺人も視野に入れているようですが? ○○:………何が言いたいんですか 記者:失礼しました……では、今の心境を。 ○○:怖い世の中ですね 記者:それは、殺人のことですか? あなたも関係しているんですか? ○○:どうしてそうなるんですか。 記者:では、「怖い世の中」とは? ○○:まさか、わからないんですか 記者:………? ○○:あなた方のことですよ。 記者:私たち…ですか? ○○:メディアという殺人鬼、おそろしいですね あなたもそう思いませんか? 記者:………
20XX年、私は連休が来るたびに様々な星へ出かけます。詳しいことは教えられませんが金銭的には少々裕福な人種なので、自家用の宇宙船を持っています。あの日も、日帰りの軽い旅行の気でその星へ向かいました。その星は「灯星」と書いて「いのちぼし」と読むのだそうです。その名前のせいか知名度は高いのですが、ただ荒れ地が広がっているだけということから実際に足を運ぶ者は数えるほどでした。少し星マニアと化している私は、距離もそう遠くはなかったので三連休を使って灯星へ出かけることにしました。三連休初日、いつもより早起きした私は、宇宙船に乗り込み、自動運転機能を設定すると、早速地球を出発しました。 星につくと、確かに噂の通り何もなく、荒れた星でした。人影もないので私は、(ひとりじめか)と一人心躍らせていました。しかしその直後、背後からガサッという落ち葉を踏む音が聞こえました。ああ、誰かいたのかと思い、さっき心躍っていた自分が恥ずかしくなりました。振り返るとそこにいたのはとても痩せていてひょろりと背の高い男性でした。 「あ、どうも。」 男性があいさつをしてきたのでこちらも慌てて「どうも。日本の方ですか。」と返しました。その人は「ええ、3、4年前からここにいるのです。」と言い、この星のことを教えてくれました。どうやらこの星にはこの人だけが住んでいるらしく、国から食料などが送られてくるそうです。 「実は私がここに長居しているのは、私が作り出してしまったものを消すためなのです。」 ーつづくー
なんででしょう? なぜ人々は 戦争をするのでしょう きれいごとではありません 人を殺すなと 言ったのは人間でした 敵はみんな殺そうと 言ったのも人間でした なんででしょう?
もうさ 必要ないことって いっぱいあるよね 多数決とか たった一票の差で さっきまで間違いだったことが 正義になる 学級会とか 先生が提案した時点で もう決定してるし 「みんなと仲良くしなさい」 なんて できたとしても 誰かの前でだけだし もうさ やんなっちゃうよね この世の中
LaLaLa,,, 口ずさむ 時々スキップしながら LaLaLa,,, 電車がきた 人は一斉に入ってく LaLaLa,,, 押しつぶされてる子の泣き声 だけど私達には聞こえない ヘッドホンをつけてるから LaLaLa,,, 口ずさむ 白い目で見られても気にしない LaLaLa,,, 口ずさむ 誰かの叫びが聞こえないよう 誰かの泣き声が聞こえないよう 口ずさむ
ここがどこか分からない 私がだれか分からない ここが現実か はたまた夢なのか 分からない そんなことが度々ある ここは夢?
今日も、帰っても親がいない。 そんなことに、慣れてしまった9月のある夕方。
LINEで友だちから、「マジ、ウケるww」ってきた。 私、なんにもおくってないけど。
扇風機にむかって、あーーーっていったら、宇宙人の、声がした。 きっと、どっかで宇宙人が叫んだんだ。
今日、夢、から覚めたら、ほほがぬれてた。でも、どんな夢をみたか、思い出せなかった
プールに虫が浮いてた。 その虫、しんでたよ。
ふと、思った。 自分、今、生きてるって。