肌寒くなってきた 今日この頃 季節のせいにして 君に嘘をつく 寒いね 風邪を引いたかな ぎゅってして 優しい君は 見え透いた嘘に嘘を重ねて そっと私を抱きしめた
早く起きた朝の 素敵な一日の作り方 睫毛を少し上げて チークを入れてみたりして 仕上げにリップで彩りを 真っ白なブラウスに手を通して 赤いスカートをひるがえし いつものスニーカーを横目に オシャレなヒールを履いたなら 後は笑顔で行ってきます
街には五月蝿い女子高生 ネオンが煌めく看板を横目に 暗い路地裏キスするカップルの間をすり抜け 私は貴方に会いに行く 愛されてるとか愛してるとか知らない けど貴方の吸ってる煙草の匂い 何の銘柄かは教えてくれないけど 私、とっても好きよ。
愛なんて。 初めはあんなに好きだったのに。 愛なんて。 今じゃクソ野郎。 愛なんて。 一人に注がれるものじゃないらしい。 愛なんて。 賞味期限付きだと 君が教えてくれたから 愛なんて。 くそ喰らえ。
出口のない部屋に君と二人 ずっと一緒にいられたら どんなに幸せなことでしょう 飽きさせない 逃げさせない 愛してあげる どんなにどんなにどんなに愛したって 貴方が好きって言ってくれなきゃ こんなこと考えもしないのに
君の脳内に住み着きたい 貴方が思うこと 貴方が感じること 貴方が好きなひとを 前頭野を駆け巡り 後頭野を走り抜け 全部全部全部 認知するの 麻痺させてあげる 脳内は私だらけに
何にもないよ そういって君は笑ったまま 大丈夫だよ そうやって君はまた笑う いつも気づいてたよ 君がいつも笑顔だったことに いつから気づいたかな 君はいつも笑っていなかったことに
100人いたら100人に 好かれるなんてことはないと思うの 人はそれぞれ 好きも嫌いもあるからさ だったら 100人いたら100人に 嫌われるなんてことはないと思うの 孤独とか独りとか言わないで 笑顔で生きてみませんか
今日は傘を忘れたの だから君の傘に入らせてよ ほんとはね カバンの中に折り畳み傘 入ってるんだけど 好きだもの 君と一緒に肩並べて 帰りたいじゃない
いつしか置いてた 旅行のパンフレット ぼんやりと見返してたら 誰も私を知らない場所に行きたい欲 なんてのがふと出てきて 時間も金も勇気もないくせに 「ちょっと出かけてくるね。」 なんて呟いてみた