この雨が誰かの望んだものだとしたら 僕は 何を思えばいい?
点字ブロックに跳ね返す雨粒が 汗ばむ空気を冷やしていく いつもより強く思える雨の匂いに つんっとまた涙が滲む
昏い雲の隙間から 日がさしたよ ぼくは虹に先回りしようと見上げるけれど 虹が浮かぶ前に きみに出会えてしまったよ
あなたが好きだと思うだけ
私そろそろ 君のいない生活にも慣れてきたけれど ふと見つける君の痕跡が 寂しくて そう 悲しくないと思いたくなる
あまーいあまい 金平糖サイズの恋の味を 君にひとつ今度はわたしがあげたい
突然の君の行動の意味は分からないけど 私が君と目が合わせられないことが その先の展開を私の心を 写しているように見える
久しぶりに見かけた君の姿は 何だか知らない人みたいで 交わらない視線が 行き場を失ってななめしたを指していた
あたしを彼女にしてよ
私の心臓 君をみかけると みしって音が鳴るよ 硬い鎧が解ける音がするよ