こんなふうにいなくなるなんて想像しなかった 君は今どうしているのかな きっとこんな言葉ももう届かなくて 宙に浮かんだまま流れていく 思い出が大きすぎて君を置いて行けなくて なにもかもどう考えていいかわからなくなってる ずっとふざけあっていられたらよかった おかえりって元気に迎えるつもりだった 微妙な現実は全部を微妙に遠くして 思い出の中の君だけが笑っている
君が見せてくれる景色はいつだって 穏やかで暖かい色をしている 目覚めて見た海も やけにかわいい丸い石垣も ふわふわしたサボテンだって 根強く思い出に染み込んでいる 本当に君がいてよかったと思うよ 大事なものが崩れそうな夜も 君が寄り添ってくれたから 私は眠れたんだと思う 途切れない絆に私はずっと救われているよ 板挟みになって悩んじゃうこともきっと絶えないけれど 君はいつも私のともだち なんでもないことでいつまでも笑っていたいね
手を伸ばすだけでなにも掴んであげられなかった ただこの膨れ上がった親愛だけが頭を掠めて それを伝えるのも重荷になるのが怖かった 君がいてくれればいい 君はひとりじゃない ふたりっきりでもない 愛されていることに気づいてて欲しい 今はただそんなに言葉を残すことすら躊躇われて 小さく呼吸を零すように ひとりごと ねえそれでも 届くといいな 君を大切に思う私がいること 生きてる意味になっていて欲しいな
ああ 私こんなままじゃ不釣り合いだな ああ 前のあの子ならもっと真っ直ぐだったんだろうな 背中見ながら唇を噛むことが増えた 慣れた言葉や仕草のその全てに 私じゃない方が幸せなんじゃないかって そんなことがよぎるから また私は上手く笑えなくなる
雨が降ってよかったね
とどめを刺さなかった気持ちは やがて、忘れられない未練に変わって その未練はいつの間にか罪になる 恋ってなんだったんだろう ひたむきさってどんなんだったっけ 幸せは確かに知っているのに ときどきどうしようもなく振り返ってしまう 後ろにはもう君はいないのに
また まちがえて 自分が傷つく方に歩いてる
あんなに突然うまれた約束なんて どれくらいぶりだったんだろう 私はとうとう一緒にお酒を飲むなんて そんな実績解除もくすぐったい気持ちだった それくらいには大人になったから 昔は聞けなかった未来の話まで聞けるようになって そんなことも少し嬉しかった 大きな背中はずっと大きいまま 私の二つ前を走り続けている 「でも寒くないんでしょ?」 そう何回も笑いながら 君の冬が寒くない事ばかり願い続けている
いつからついた癖なんだろう 最初はただただ嬉しかったのに どうしようもないほど手が届かなくて どうしようもないから全部あきらめた そしたらなんだか全部正常になって そのはずなのに、その文字を見るのが 君を描くことが何年も癖になっていて 手を伸ばしていたあの頃のまま 心が止まってしまっているように また勝手に目を逸らして勝手に悲しくなる
普段通り、笑わせることが 自分にできる救済の方法だなんて ただの助けられない言い訳だ 君一人の特別になれない証明だ