この雨が誰かの望んだものだとしたら 僕は 何を思えばいい?
点字ブロックに跳ね返す雨粒が 汗ばむ空気を冷やしていく いつもより強く思える雨の匂いに つんっとまた涙が滲む
昏い雲の隙間から 日がさしたよ ぼくは虹に先回りしようと見上げるけれど 虹が浮かぶ前に きみに出会えてしまったよ
あなたが好きだと思うだけ
私そろそろ 君のいない生活にも慣れてきたけれど ふと見つける君の痕跡が 寂しくて そう 悲しくないと思いたくなる
あまーいあまい 金平糖サイズの恋の味を 君にひとつ今度はわたしがあげたい
突然の君の行動の意味は分からないけど 私が君と目が合わせられないことが その先の展開を私の心を 写しているように見える
久しぶりに見かけた君の姿は 何だか知らない人みたいで 交わらない視線が 行き場を失ってななめしたを指していた
あたしを彼女にしてよ
私の心臓 君をみかけると みしって音が鳴るよ 硬い鎧が解ける音がするよ
あんなふうに抱きしめたことが 私に意識させるためだとしたら その作戦は成功しているかも
寒いから、を理由に 抱きしめてきた君の真意は しらない
買ったばかりの新しい服を着るだけで なんだかウキウキしちゃうのは 君に会って見てもらうのがうれしいからかな
私がここで書いたことが 足跡になって残れ、と思いながら 存在の証明をするように 言葉を紡いでいる
声を交わすとき 目が見れない理由が 私のものと同じならいいな
辛かったこと忘れないのに 君と話すことが私嬉しくて どうすれば離れられるか 君に笑いながら考えてしまう
いつもは素っ気ない君のLINEが 今日はやけに長いメッセージで 私には分かってしまう これは君が嘘をついている証拠
君が唯一桜だけは好きな花だと言ったから 私は桜を見て泣く羽目になった 桜は、好きじゃない、なんて思いたくなかった
世界が終わったあとには 君と僕のふたりぼっち、 がいい
肩の上まで切り揃えた髪にまだ慣れないまま 持て余して毛先をくるくる指で遊びながら 君に会うのを待ってる 君はなんて言うだろう 髪を切ったことはまだ君には話していない
頭がまっしろになる きみといると、 悪いこと全部忘れて まっしろなわたしが、うまれる
恋をすると 髪を切りたくなるよ
あの飛行機雲が 空を繋いで あたしはそれに掴まって あなたの元まで 行けたなら飛べたなら どれだけ幸せだろう
君の青春を僕に預けてみてください きっと後悔なんてさせないから
君の横に女の子がいて 私は君に見せる訳じゃない笑顔を作って 横目で君を眺めて 両手で持った紙袋は背中に隠すしかなかった
夜が明けて、陽がゆっくり昇りきったら 春ですね。いっぱいにぽかぽかで、うとうとの はるがきましたね。おひるねのはるがきました りんごの薫りがして、はちみつのとろみのある はるがきましたよ。
眼鏡を上手く掛けられなくて おどおどする姿を 可愛いなんて
私と目を合わせて話すとき マスクの上、目の少し下 僅かに見える頬が紅くなっていたのは 私の気のせいでしょうか
あなたのいないこの場所で 離れることの出来ない私は あなたの幸せを願っている
バレンタインが近づくから どんな風にチョコ渡せばいいかなって お風呂の中でシュミレーション 「君がバレンタインにチョコをあげるような相手に1番近いかなって思って」 なんて そんな素直じゃない言葉