駅のホームに佇む私の 空っぽの右手を生温い風が通り過ぎた
いつからいつまでを切り取ろうとも 私は貴方が好きなんです
まだ君が私のヒーローだった頃 ひとりぼっちで影に落ちそうだった私を 君がたくさんの言葉で助けてくれたのに 私が今寂しいのは 君のせいだってこと 君はきっとわかってない
私以外の誰にでも優しい 君が嫌いだ
赤い花を持った君は きっと1人でも生きていけるから 私は白い彼岸花をもった右手を 背中にまわして隠すしか無かった
最期の会話が 傘の柄のビニールは外した方がいいかな なんてそんなものでも なんだか素敵に思えない? そんなことを黄色い線の外側に出られないまま 通り過ぎる特急列車を眺めながら ひとり、考えてた雨の朝
君が生きる夜に 私はどうしたらいけるかしら
また君のせいで 私の馬鹿な心臓が 音を立て始めてしまうよ
愛とないの証明はいつだって難しい
キミが私を荒らすなら 私はもうそれでもいいと思ってるの 掻き乱してボロボロになって 壊れて涙すら出なくなっても なんだかまだまだキミを愛したまま 疲れたまま ああもう嫌いだ 決心のつかない心がまたキミを求めてる
どうして 私の手を握ろうと思ったの?
君と手を振ったあと 君が掴んでいた吊革に そっと触れたのは私だけの秘密
なんにも考えてないみたいに ただただはしゃぐのは 幼く見えるようにいると 楽だからってそれだけなんです
夕焼けを見ると 星の空を見上げると いつも君と歩いたあの街を 思い出してしまうんだよ 私の青春には君の姿がいつもあったから
どうして冷たくするの どうして寂しくさせるの 優しい君を知ってるから 素っ気ない態度が悲しくなるよ 頑張って話しかけても その態度だから こころがいたくてしかたないんだ たすけて
今夜の満月は すっごく綺麗だった 夜空を見上げて私は泣いた
この手を 君が掴んで わたしのこと 連れ去って欲しいの
離れててもすぐにその背中に気づくなんてね 久しぶりに出会ったからそわそわしちゃって 相変わらず人に囲まれてる君に 話しかけるなんてどうしても無理で あの頃みたいに目で様子を伺うばかり 君は少し背が伸びた? 好きな子とは上手くいった? そんなこと聞けなくて 視線の先に心で問い掛けるだけ
君には またねのタイミングが早すぎだって 何度も怒られたっけ
べつに 花火じゃなくたって その窓から見える月でいいから べつに 海じゃなくたって 街のはずれの湖だって構わないから 君と見てたい 綺麗だねって 君の横顔を覗きたい 隣を見たときに君と目が合って 笑っちゃうみたいな そんなこと、君と 同じ景色を見てみたいな
どこか青春を冷めた目で見て ため息だけの私にも 錆びた心が動くようなそんな幸せ 君がくれる?
次、空が晴れたら 貴方に会いに行ってもいい?
君の手が触れる 君と一言だけ言葉を交わす 君と目が合う 君を見つめる 好きなんて 恋愛だなんて 私はまだ怖いのに 君はズルいよ ねえどうする 1度気になったらもう止まらないよ
水泳の授業を終えて あくびする君の濡れた紙に 私はきゅんとしちゃったんだよ
コイしてない スキじゃない でもアイしてる それだけ
私を助けてくれるのはいつも君みたいだ だから私は君が好きなの 私を泣かせることだってあるくせに もう本当に君は悪い人だよ ねえ、愛してるから
僕はまだ僕のままでいるよ
君になりたい 僕が笑ったら君はどう思うか 僕と話したらどんな気持ちか 僕の声は君にどう響いてるか 君になったら 君の心がわかる気がして 君になったら 僕は君に恋せずに済むし 君は僕に想われなくて済むから 君の悲しいこと全部僕が抱えられるから 君になりたいよ 僕は
会いたい、って何度言った? 会いたい、ってなんのため? 都合のいい好きだよなんて 私は虚しくなるだけ 君の目を見て 悲しくなるだけ ねえ 私が泣いたらどうしてくれる?
その場しのぎの 好きだよなんて 私には要らない その場しのぎの 可愛いねなんて 私にはわかるの 私が欲しいとき 笑って誤魔化す そんな君が好き