10月最初の朝が始まった 重い体を起こして目を覚ます 10月最初の風は激しかった 私の中の何かが吹き飛ばされそうなくらい 10月最初の太陽は眩しかった 夏は終わったはずなのに暖かな陽射しをくれる 10月最初の夜は 青白い半月が空に浮かんでいた 何も変わってないはずなのに何かが変わった こんな気持ちはなんなんだろう
不安定な言葉なんて言わなければ こんなことにならなかったのに 喋りだすから、滑りだした、 そんな僕の生活はそろそろ 水の溜まった地面に落ちるのだろう 黙りこくっても生きていけると 証明したのは僕自身なのに どうして同意を求めるの? どうしてみんなといたくなったの? でもやっぱり、ひとりになりたい? それでもどうしてみんなは優しいの? もしかしてみんな僕に、水たまりに落ちてほしいのかなぁ、 それとも、 こんなことを考えている僕だけが よっぽど…なのかなぁ
大人の中では自分を正当化するのが流行っているらしい なんで? 子供は子供なりに 逃げないで頑張っているのに 私たちを認めないで悠々と現実逃避している様が 泣きたい程にうざったい そんな大人なんて信じられる訳がない 逃げないで 私たちは頑張ってるよ あなたたちはどうですか?
こんなにも 目が乾くのは ただの乾燥じゃなくて 涙が枯れたってことなのかな
目を瞑ると 金木犀の香り 心地良い風 目を開けてみると 黄金色の世界が広がった きらきらと光を受けて輝く蜻蛉の羽が とても綺麗で あと何回この景色を見れるだろう 数えてみたら意外と少なかったり…ね
好き? 嫌い? 解かんないよ ムシャクシャしてぐちゃぐちゃして 良くも悪くも貴方のことが気になって仕方がない 好き? 嫌い? 貴方のなかに私がいるならどっちでもいいかも 黒と赤と緑と黄が 混じったパレットをひっくり返したみたいに 心の中がぐちゃぐちゃ 貴方はこの色、どう思うかな
カタカタと風が雨戸を鳴らして 地面に雨粒が打ち付けられて 私に似た秋雨を 一身に受けて 見よう見まねの青春を装った 貴方は笑うでしょう? そしたら私も笑ってしまうね なんて青臭い
私の笑顔も 君の笑顔も 偽物なんだよ 私は繕う笑い顔 君は裏切る笑顔 私の心を踏み荒らして たのしいの? 偽物も信じてみたくなっちゃうのが人なら 私はちゃんと人だね 君を嫌いたくないんだ 信じるのは無駄ですか?
突然、飛び込んできたメッセージ 月が綺麗ですね 見上げてみても月は出てない 貴方が伝えたかったことって もしかして 愛してる ほんとだ 月が綺麗だ
何かを堪えるような雨が降った まるで私みたい、と笑った 頬に流れる雫は私の涙か、雨か 解らなくて この雨が止んだら 寒くて 苦しい 冬が来るんだろう