傷跡から涙 脈打つ心 熱い喉 腐った体 溶ける瞳 五時のチャイム 誰かの日常 ひとり ただ、ひとり
なんでいきてるのか 目的を探し始めたら終わる 続く日々をそつなくこなして 考えないように体を動かす 意志と無関係に旅は続く 最低限の荷物だけ持って 再出発を試みる夕暮れ 心を置いていこう 体だけで充分 残る足跡は 何故か軽やかに
微睡みの中で おぼろげな輪郭をなぞる 記憶は少しずつ霞んで 空を切って掴めない 貰った気持ちは一生で 忘れられやしない 言葉を 景色を ひとつだって溢したくない 薄れ行く時間を ただ強く抱き締めて
雨と一緒に、虹がかかった 流れ星が、空を駆けた 太陽は、眩しくて 些細なこと 何気ないこと 会いたい 話したい 伝えたい 教えたい どうしようもなく 君が、好きだ。
頬を撫でる風が 妙に優しくて 泣きたくなった
雨音はリズムを刻んで 青葉は微かに揺れる 滴る水 弾けて落ちる 宝石のように密かに輝く 吐息は闇に溶けて 静かに空を揺らした
眠り、眠り、眠り 輪郭が不安定 存在が崩れていく 私、私、私…? 私を形作る それは何 静かな闇に 足を掬われる 心を奪われる 私は、何
鳥かごの中の君より 空を駆ける君が 好きだから どこまでも行けるんだ 僕に構わないで 何処へでもお行き 自由な君を 愛しているから
傷跡すら愛おしい 夜明けを待つ二人 不確かな毎日 今を共に生きている あたりまえは 奇跡の連続で繋がれる
迷い込んだスパイダー 窓の外を眺める 自由な空に憧れた 眩しすぎる太陽が 今はただ恋しい