同じ”世界“でも、人によって見え方は違うのだ――。 「君の世界」。「僕の世界」。 互いに全てを見せることは出来ず、言葉もただの手段と化す瞬間。 結局どれだけ話しても、全てを理解し合えない。。 どの様な表現をもってしても、全てを表しきれはしない。 物理的距離と心理的距離も比例しない。 人はそうやってずっと、『心理的孤独』から抜けられる日は来ないかもしれない。 それでも、完全に同じ景色を、誰かと見られる日をずっと待っている。
何か叫びたくなるときがある。 でも、何を叫びたいんだろう。 そういうときに限って、真夜中。 つまらない。 夜は、何か世界から隔離された感じがする。 静寂が昔の記憶を引っ張り出して、視界がぼやける。 なんとも言えない中間の感情が 夜にえぐられて、ひとりを重くする。 秒針の音が大きく聴こえる。 架空の遠くの風景を想像して、苦しくなり、寂しくなる。 昼との空気感に差がありすぎて戸惑う。 どうも夜は苦手だ。
絶対無きゃいけないのに口語になった瞬間に消滅する不思議。