きみのめは、わたしをみている。 わたしは、きみのめがみれない。 これはびょうきだ。 こいというなのびょうきだ。 ほかのいきもののめはみれるのに、 きみのめだけがきらきらしていて、 わたしのめとはちがう。 よごれてしまうかもしれない、 よごしてしまうかもしれない。 でもそんな穢れたわたしをだきしめて。 それでふたりで果てまで。
夏は嫌いだ。 大好きな君の顔が見れないから。 君の顔が思い出せなくなってしまうから。 嫌いになってしまいそうだから。 あの笑顔を私だけに見せて、 そして抱き締めて、 思い出が風化してしまう前に。