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Dear

結局恨んでいたのは僕だった
何も知らなかった僕だった

「終わった時のために涙は残しておく」
そう言ってただひたすらに
目の前の壁を壊していた
それでも頬を濡らす夜があった
今までの僕が哀しむのだけは嫌だった
涙を流せる条件を忘れていた僕へ

結局恨んでいたのは僕だった
努力をしなかった僕だった
この変えられない過去なんて
隠したかった
だけど
心のどこかで誰かに見つけて欲しかった

「僕はどこに行っても楽しめるはずだから」
そう言ってただひたすらに
恐怖を見えないものとした
それでも目指すのはただ1つ
僕のゴールは1つしかないと思っていた
見えないゴールを見て自分の弱さを見なかった僕へ

結局恨んでいたのは僕だった
見えないものを見る僕だった
この変えられない過去なんて
埋めちゃいたかった
だけど
心のどこかで誰かに見つけて欲しかった

結局恨んでいたのは僕だった
結果をほめた観客でも
共に泣いた仲間でも
頭を撫でた親でもない
何も知らなかった僕だった
この変えられない過去なんて
消えて欲しかった
だけど
時は進み過去は流れ今がある
泣き叫ぼう,今までの涙なんて捨てちまえ

この瞬間からまた新しい涙を溜めていこう
今から楽しめる場所を探しに行こう
これはまだ何も知らない僕への歌