今日も不条理な死を迎えてくださったいきものを噛み砕いて 味わう暇もなくごくり飲みこみ いきものたちの死をわたしたちの生に変えた もしいつかわたしが不条理な死を迎えたら ぜひあなたに頬張ってほしいものね わたしの死をあなたの生に わたしの哀をあなたの楽に 頂点捕食者がいつだってあなたならどれだけ世界は美しいことか アイラービューすら言えないわたしの小さな大きな愛の歌
愛がないことに気付いて、また、愛があったことに気付いた 背骨のあたりで微炭酸が流れ落ちる セルリアンブルーが制服に染みる きっとそう、あなたの未完成はわたしの完成 ちぐはぐな想いも全部残さず 願わくばあなたと食べ尽くしたい
かわいいという名の呪いを背負って 麻痺して麻痺して今日も行く せきどめシロップイチゴ味纏い 傷をごまかすあたしの痛みが コンサータの感触知ることなさげな そんなあんたには理解できまい
活字、活字がおどる あなたが好きだといったその記号の羅列を わたしはただ噛み砕いてひたすらに吐くのだ そうすればわたしもあの文のように あなたに愛してもらえるかしらと
ぐさりと突き刺す親指も 鮮紅に染めた心臓も くだらないこの共依存ですら 青春とやらのせいにして 暗褐色の夜じゅわり蕩けて 先程から上手くできない息を、一緒に
雨の季節になったらさ 連絡先も この景色も 見苦しいこのあいの詩も まるごとぜんぶナイフで削いで できればなかったことに、だなんて
まともな恋もできない私を 与えられた愛を吐き出す私を 君は惨めというんだね 愛してるだけが絶対正義 どうやら私は囚われたらしい 君の正義は世界共通 笑っちゃうよねばかみたい これは不完全なうた 日付の隙間、まっくらやみ夜に溺れた これは私のあいのうた 感情の狭間、すっからかん朝に埋もれた ぜんぶ治らない噛み癖のせいにして この景色からするり抜け落ちる夢を見たい
愛してる至上主義のあなたの心臓の中はどうだ 自己暗示の逆再生、三次元になんか見向きもしないで 危険な快楽に埋もれ文字をざくり打ちあうあなたの 突き上げた親指の羅列にとろり自惚れるあなたの その大脳にチョコレートを垂らしてやりたい気分
恋の終わり、燻り、インフィニティ 掻き回す大脳ど真ん中 愛の途切れ、拗れ、アンチテーゼ 折れそうな骨の髄の髄 ピンクとグレーのマーブル模様 思い切り噛みちぎってほしい気分
ふつーの人とは違うのよ。 なんてったってぼくら 前世からの██ですから 友達じゃないの。ただの██ それでも、ぼくの生きる理由には 十分すぎるんだ。 へんに愛着が湧いてきちゃって。 困ったな、さよならを言えないや。