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先生大好き!

私たちのクラスの担任は新任の先生で、先生が初めて受け持つクラスでした。
先生はたまに、おっちょこちょいなところもあるけれど、誰よりもクラスのことを考えてくれるとても優しい先生でした。
私たちと年が近いこともあって、話がはずんで毎日が楽しくてしょうがありませんでした。

しかし、私たちのクラスはまとまらないことが幾度かあり、その度に先生を困らせて、挙げ句の果てには泣かせてしまう…なんてことがありました。

だから、最後の日こそはクラスのみんなで「先生を安心させよう!」と決め、全員で先生を喜ばせる案を考えました。

話し合いの末に決まったのは、背中に先生のメッセージを1人一文字ずつ書いたものを貼り、「起立!お願いします!」とお辞儀をした後に後ろを向いて、先生に感謝の気持ちを伝えるという案です。

そして、もう一つは折り紙で作った薔薇をブーケにして、手紙と一緒にプレゼントをするというものでした。
みんなで前日に薔薇の作り方を調べたり、
メッセージを決めたり、サプライズをするタイミングを考えたり…クラスで一致団結して頑張りました。

そして迎えた当日、サプライズは大成功でした。先生は驚いて泣いていました。
また泣かせてしまったなぁ…と思ったけども「最後の先生の涙は、悲しい方の涙じゃなくて嬉しい方の涙だったね!」とみんなで確認し合い、たくさん喜び合うことが出来ました。

なによりも、先生に「クラスが本気で団結するとこんなにすごいんですよ!」ということを、大好きな先生に見せることができたことが最高に嬉しかったです!!!

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3.11

覚えてる。
なにもできなくて、ただ怖くて、おばあちゃんにしがみついてた。
緊急地震速報の音、テレビ越しに街が津波に飲み込まれていく様子…。
幸い、自分たちの地域には大きな被害はありませんでした。
でも、水も電気も使えなくて辛かったし、
なによりも寒かった。

だけど、それでもみんなで助け合って夜を共に過ごしました。
私の家はお店を開いているので、食料や飲料などはある分全てをご近所さんに分けていた記憶があります。

そして、その日はみんなの温かい言葉で満ちていました。
「大丈夫だからな!」
「心配しないで」
「一緒に頑張ろうね!」

震災の記憶を思い出すのは辛いけど、
あの日、みんなで一致団結して協力し合い、お互いがお互いを思いやって、助け合っていた瞬間を思い出すととても胸が温かくなります。

今もコロナで大変なことが世界各地で起きているけど、きっとお互いがお互いを思い合い、助け合っていけば、コロナが流行る前には戻れないかもしれないけど、新しい日常にきっと向かえると思います。
自粛や予防など、これまで自分で出来ることはみんな頑張ってきたから、これから先は1人じゃなくて、みんなで支え合っていくことが必要だと思います。


あともう少し、みんなで乗り越えようね!