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私の経験

教室に入ったら全員が敵に見えた。
みんなが私の方を見ていて、
あの子が指を指してる、
誰もいない。頼れる人なんて誰もいなかった。
唯一の親友に裏切られて、居場所がなくて、休み時間は周りを見ないように必死にやる必要も無いワークを解いてた。昼休みは必ず図書室の一番奥で、興味の無い本を手に取っていた。私は体育が好きで、学校にいる女の子の中で一番走るのが速かった。でも、何もかも壊れて自分の存在価値を失って、それでもお母さんを不安にさせたくないから毎日学校に行った。全てがコンプレックスになってマスクをして、前髪を伸ばした。
私ってなんなんだろう。自分のやりたいことと真逆になっていく自分が嫌で、弱い自分が嫌で、リストカットに逃げました。
正直、いじめられてる子に「強く生きろ」というのは無理です。そんなこと言われたら、強く生きることが出来ない自分がもっともっと嫌になります。
「大丈夫」大丈夫じゃない子もいると思います、現に私も大丈夫ではなかったです。でも、「大丈夫」なんて声をかけてくれる人はいませんでした。
でも、「大丈夫」という言葉には大きな安心感があると私は思います。安心材料になると思います。

その一言が誰かを救うかもしれない。
もちろん色んな意見があると思いますが、私は経験者としてそう思います。