帰り道ふと見上げた空 ビルとビルの隙間から 覗くソレと目があった まんまるにはほど遠い 消え入りそうなひかり いつもより頼りなくて ふにゃふにゃしていて なんだかイライラする でもなんだか愛しくて 右手でつかまえてやる 左手で両目を擦りつつ
“努力は裏切らない” ならばわたしは一体 何に裏切られたのか 自分自身か審査員か 才能を羨んでしまう 運のせいにしてやる 正しくなくてもいい 悔しい、それだけだ その気持ちの先には ゴールはあるのかな そう信じることしか 今は出来ないからさ
変わってゆくあなたと 変わらないあたし自身 そのあいだを通りゆく 冬のはじまりを告げる 風にいらだったことを 今でも悔やんでいます
みえないものと みえなくするもの ふたつが合わされば どちらが強いのかしら そんなことをくらやみで 考えるわたしの心のなかは とうめいであってほしいのさ