表示件数
1

禁断の契約

私は悪魔、
と言っても今の姿は人間だ
契約で人間から奪った半分の寿命を使って擬態している
別に悪魔の姿でもいいのだが
それでまかり通るほど現代の人間界は優しくない
悪魔の姿じゃセキュリティを越えられないのだ

「ただいま」
「おかえり」

家主は人間、
言わば私の契約者だ
契約のせいでもあるが、家主の命はせいぜいあと数日といったところだろう。
なのに家主はやけに元気だ
「だって悪魔と一緒の家だよ?もうあの世と変わらないようなもんだよ」
縁起でもないことだって言う。
でもそれが痩せ我慢なのはとっくにわかっている
だから付き合うのだ。
家主が最後まで笑顔でいることが私の幸せだから。
でもその幸せも長くはないのが悪魔という宿命…

家主にその時が来たのだ

私は急いで駆け寄った。
もう起き上がることもできないのに家主は笑顔を見せた。
「よかった、ちゃんと契約守ってくれたね」
「こんな時に何言って…」
家主の表情が安心したような笑顔に変わり、そして家主の元から私は消えた。

「私が死ぬまで一緒にいてって契約はあり?」
なぜ君と出会った時のことを思い出したんだろう
どうして悪魔は寿命を奪うことしかできないのか…与えることができないのか…永遠なんていらないから…少しでも一緒に…生きて…

悪魔は初めて恋をした。
それは契約の終了を意味していた。

2

ハブ ア ウィル ―異能力者たち― 連載再開半年記念! 作者からのごあいさつ

どうも、「ハブ ア ウィル ―異能力者たち―」の作者です!
本日8/24をもちまして、「ハブ ア ウィル ―異能力者たち―」は連載再開半年を迎えました!
めでたいですね!
ここまでの道のりは長いようであっという間でした。
よく長期の途切れなく続けられたなと思います。
これもレスやスタンプをつけて下さった皆さんのお陰です。
いつもありがとうございます。

さて、今回の「ごあいさつ」では質問コーナーを設けたいと思います。
「ハブ ア ウィル ―異能力者たち―」のストーリーについてや作者についてなど、何でもOKです!
ストーリーに関しては今後のネタバレにならない程度に答えます。
すごくどーでも良い事について聞いても良いですよ!
とにかくなんでも良いので質問ください!(笑)
後日別の書き込みで回答するので、よろしくお願いします。

次に13個目のエピソードについて語ろうと思います。
次のエピソードにですが、現在鋭意執筆中です。
進捗的には半分くらいまで進みました。
あと少し、と言った所ですね。
完成次第投稿する予定なので首を長くして待っててください

さて、今回の「ごあいさつ」はここまでにしようと思います。
前回の「ごあいさつ」程長くはないと思いますが、お付き合いいただきありがとうございました。
次の「ごあいさつ」は「15個目のエピソード記念」になると思います(笑)
これから先、作者はもっと忙しくなる予定なので連載が途切れるかもしれませんが、皆さんどうかお付き合いください。
ではこの辺で。
テトモンよ永遠に!でした~
質問待ってるよ!