強がってまで死ななくてもいいよ。 きみの優しさには気づいているよ。 届かないideaが壊れてゆく、頬をつたって。 渇ききった寂しい手のひら。 廻る星に、手をかざして、 流れ星が手首を通過した時。 星のブレスレットを飾って微笑んで、 まあるいお月様にお辞儀をして、 またお日様と挨拶を交わして、 私たちは生きてゆくのね。 今日も生きていてくれてありがとう。 きみが死ぬ理由はどこにも無いよ。 大丈夫。 取り繕った優しさは花となり散った。一
恋がリンスINシャンプーならいいのに なくなる時は2人一緒 だから寂しくなんかない シャンプーの彼とリンスの私 先になくなるのは彼の方 私はまだ半分残ってるのに だから恋が終わった時 いつも傷つくのは私の方 恋がリンスINシャンプーならいいのに なくなる時は2人一緒 だから寂しくなんかない シャンプーの彼とリンスの私 恋の汚れ落とす役の彼と 2人の仲滑らかにする役の私 なくなる前に詰め替えて 満たせあげれば長持ちする メリット・デメリットもあるけど やっぱり彼は私にとって とってもessentialな人
La La La La La La La … あの子が残して云ったのは 飲みかけのクリームコーヒと ドアについてある鈴の音 苦い想いまぎらわそうと シュガーポット取ろうとして 右腕がグラスに触れた瞬間 こぼれた こぼれた 床に こぼれた… ふたりのガマンが こぼれた こぼれた 遂に こぼれた… まだ残ってたのに おぼれた おぼれた 恋に おぼれた… ヒゲを生やしたマスターが 代わりにと持ってきてくれた 冷たいカフェ・ド・オレ 思い出の苦いコーヒーと マスターの優しさのミルクを 飲み干したら夏が終わった La La La La La La La …
海 祭り 初恋 プール 小説 青春 ああ そらへ そらへ そらへ そらへ と ん で い け
鳴りやまない あの言葉が あの一行が あの文字が。 A,本 鳴りやまない あの歓声 あの拍手 あのイントロ。 A,ライブ 鳴りやまない 花火の音 下駄の音 景品が倒れる音。 A,夏祭り 鳴りやまない グラウンドをかける音 体育館に響くボールの音 外にいても聞こえる合奏。 A,部活 鳴りやまない 君だけの着信音 LINEの着信音 君の声 体育館シューズの擦れる音 胸の鼓動 どうしよう 鳴りやまない 君の、きみの、キミの……… 全てが。 A,恋 わたしの夏休み
君は花だ 魅惑溢れる優艶な花弁 華やかな香り 嫋やかに体をもたげる姿は 君にぴったりだ また鳥でもある 空を自由に飛び 聞きほれる声で歌い 籠に入れば可愛らしく 或いは風だ 優しく包み込む春風 金糸の織物のような秋風 夏は熱く、冬は冷たく 私を次の季節へと連れていってくれる そして月だ 幽かに夜闇に揺らめく 朧は艶 満は豊 眺めては僅かに照らす影 花は枯れ 鳥は死に 風は凪ぎ 月は沈む