無責任な涙ばかりを集めたら湖ができました 溺れることを心底おそれながら飛び込まずに いられないのです健康的で文化的なぼくらは 神さまの名前で輪郭をつくったせいでいつも きみの持っているものは眩しくてきらいだし 朝日には背伸びひとつぶんだけ間に合わない 祈りが届く瞬間をまだひたすら信じていた頃 大切にしたいすべてはずっと傍にいてくれた きみが光ったことをおぼえていてあげるから ぼくが死にたがったことは絶対に忘れてくれ
今夜は私に騙されてみない?
誰も助けてくれない 誰もこちらを向いてくれない 誰も気づいてくれない そう思った君へ 「助けて」って叫んでも届かなくて 「もう嫌だ」って言う気力もなくて ずっと下を向いていた君へ 少しでいいから顔をあげて 涙は拭かなくても大丈夫 誰も笑ったりなんかしないよ ここには僕しかいないから お願いどうかここにいて そう願った でも誰も来ないで欲しい そう思った お願いどうか何も言わないで そう祈った君 ただ肩に手を添えた彼さえも 厄介な存在に思えた ほら よく目を凝らして 君の声に耳を澄ます人が きっといる だから声を出して 君の声が聞こえる
あの 本当におかしな話だって 自分でもわかってるんですけど… 夢に出て来た人に 貴女があまりにも似ていて…
雨の日が好きです。 昼間でも薄暗く 朝日さえさえぎる 雨の日が好きです。 なんとなく静かな気持ちで 雨音に耳を澄ます 雨の日が好きです。 傘を差さずに歩けば 泣いても何も言われない 雨の日が好きです。 私と同じように みんなを憂鬱にして 私と違って 堂々とやってくる 雨の日が好きです。
なぜか 粉雪が舞い散る予感 白い手袋のファーが 電柱にこすれて薄く汚れて 赤いチェックのマフラーが 白い息によく映えて どことなく暖かい イルミネーションの白い灯が 降りしきる雪に見えて そっと小指で 触れてみたりして 駅前のクリスマスツリーは 恋人たちの赤い頬を 静かに照らす 「もうすぐ冬だね」 と君が言ったのが つい昨日のように思えて 鮮やかなポップに彩られた 小さな書店に踏み込めば みなの足音が鈴の音に聞こえる MerryXmas。
寒い朝 寒い夜 寒い冬 ココアの季節だ
先輩の笑顔がすきです 先輩の優しいとこがすきです 先輩の全部がすきです 気づいてくれませんか。私の気持ち。
もうぎゅうってしてくれないの?
学校もほとんど遅刻 友達が多い訳でもない いつも1人でいる貴女 一部の人には 少しのいじめも受けている それなのに 私は貴女に恋をした 学校に遅刻してくるのは学校以上の素晴らしいことを見つけたからだろう 友達が少ないのは少ない友達をとっても大切にしているからだろう いつも1人でいるのは1人でも怖がらない強い心があるからだろう いじめに耐えられるのも強い心があるからだろう そんな風に考えるのは考えすぎだろうか 貴女に告白すると周りから白い目で見られるだろうか そんなことを考える私はやはり弱い 私は貴女に恋をした
強がってまで死ななくてもいいよ。 きみの優しさには気づいているよ。 届かないideaが壊れてゆく、頬をつたって。 渇ききった寂しい手のひら。 廻る星に、手をかざして、 流れ星が手首を通過した時。 星のブレスレットを飾って微笑んで、 まあるいお月様にお辞儀をして、 またお日様と挨拶を交わして、 私たちは生きてゆくのね。 今日も生きていてくれてありがとう。 きみが死ぬ理由はどこにも無いよ。 大丈夫。 取り繕った優しさは花となり散った。一
恋がリンスINシャンプーならいいのに なくなる時は2人一緒 だから寂しくなんかない シャンプーの彼とリンスの私 先になくなるのは彼の方 私はまだ半分残ってるのに だから恋が終わった時 いつも傷つくのは私の方 恋がリンスINシャンプーならいいのに なくなる時は2人一緒 だから寂しくなんかない シャンプーの彼とリンスの私 恋の汚れ落とす役の彼と 2人の仲滑らかにする役の私 なくなる前に詰め替えて 満たせあげれば長持ちする メリット・デメリットもあるけど やっぱり彼は私にとって とってもessentialな人
La La La La La La La … あの子が残して云ったのは 飲みかけのクリームコーヒと ドアについてある鈴の音 苦い想いまぎらわそうと シュガーポット取ろうとして 右腕がグラスに触れた瞬間 こぼれた こぼれた 床に こぼれた… ふたりのガマンが こぼれた こぼれた 遂に こぼれた… まだ残ってたのに おぼれた おぼれた 恋に おぼれた… ヒゲを生やしたマスターが 代わりにと持ってきてくれた 冷たいカフェ・ド・オレ 思い出の苦いコーヒーと マスターの優しさのミルクを 飲み干したら夏が終わった La La La La La La La …
海 祭り 初恋 プール 小説 青春 ああ そらへ そらへ そらへ そらへ と ん で い け
鳴りやまない あの言葉が あの一行が あの文字が。 A,本 鳴りやまない あの歓声 あの拍手 あのイントロ。 A,ライブ 鳴りやまない 花火の音 下駄の音 景品が倒れる音。 A,夏祭り 鳴りやまない グラウンドをかける音 体育館に響くボールの音 外にいても聞こえる合奏。 A,部活 鳴りやまない 君だけの着信音 LINEの着信音 君の声 体育館シューズの擦れる音 胸の鼓動 どうしよう 鳴りやまない 君の、きみの、キミの……… 全てが。 A,恋 わたしの夏休み
君は花だ 魅惑溢れる優艶な花弁 華やかな香り 嫋やかに体をもたげる姿は 君にぴったりだ また鳥でもある 空を自由に飛び 聞きほれる声で歌い 籠に入れば可愛らしく 或いは風だ 優しく包み込む春風 金糸の織物のような秋風 夏は熱く、冬は冷たく 私を次の季節へと連れていってくれる そして月だ 幽かに夜闇に揺らめく 朧は艶 満は豊 眺めては僅かに照らす影 花は枯れ 鳥は死に 風は凪ぎ 月は沈む