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世にも不思議な人々⑦ 彼女らにも名前を

少女1「こんにちはー…」
キタ「おお、いらっしゃい。待ってたよー」
オータロー「あれ、確か……」
ラモス「あれだ。この間間違えて入って来た奴。……と、もう一人いるな」
少女1「こちら、私のお友達です。彼女も能力者なんですよ」
少女2「………」ペコリ
キタ「ああ、喋れないのか」
少女2『でも、こうやって会話できます。こちらからの一方通行ですけど』
キタ「へえ。面白い能力だ」
オータロー「え、何があった?」
ラモス「雑談はここまでにして話進めんぞ。今回はお前らに名前をつけようと思う」
キタ「つけるの僕だけどな。で、君、能力はどんなの?」
少女1「私のは、『メトロポリタン美術館』の能力で……」
少女1の能力『良イ?私ノ言ウ通リニ説明スルノヨ?』
少女1「えーっと………。『私ができると心の底から信じたことなら、何でもできる』、です」
キタ「ありがとう。そうだな……リータ。リータでどうだ?」
リータ「分かりました。それで大丈夫です」
少女2『ねえ、私は?』
キタ「そうだったね。何て曲なんだい?」
少女2『みんなのうたで、初めて流れたボカロ曲の「少年と魔法のロボット」です』
キタ「OK。じゃあ…、マホ。これで良い?」
マホ『はい!ありがとうございます!』
ラモス「案外とあっさり終わったな。何か話題ないか?」
オータロー「そうだな。今日来るとき見た変な奴の話とか?」
キタ「どんなの?」
オータロー「この暑いのに、コート着てフード被って歩いてた。流石に袖まくりはしてたけど」
マホ『えっと、不審者だね、ねぇリータ』
リータ「そうだね、マホちゃん。不審者だ」
キタ「不審者だね」
ラモス「不審者だな」
オータロー「これは新キャラか?」
キタ「真相はまた今度な。今日はもうお終い。解散!」

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力ガ欲シイカ?

不良三人組に取り囲まれてピンチに陥っていた僕の頭の中に、声が聞こえてきた。
『力ガ欲シイカ?』
(は?)
『ダーカーラー、力ダヨ、パワー。ヨクアニメヤ漫画デ見ルヨウナ不思議ナ能力』
(はあ…。まあ、貰えるんなら欲しいさ。この場を何とか切り抜けられるような力が!)
『ヨロシイ。ナラバ私ノ力ヲクレテヤル』
そして頭の中の声は止み、代わりに聞き覚えのあるメロディになった。それを認識したときには、既に身体が半自動的に動いていた。
 ・
 ・
 ・
「ハァ……ハァ……ハァ……。いやさ……確かに言ったよ……あの場を何とか切り抜けられるような……ってさ……。けどさ……。もっと良いのあったよね⁉何だよ逃げたり避けたりが上手くなるだけって⁉もっとこう、念力とかさ!身体強化とかさ!夢のあるやついくらでもあったと思うんだよ!」
『ソイツァア仕方ナイッテモンサ。オ前ノ根ッコガ臆病ダカラ、私ミタイナノヲ呼ビ寄セルンダ』
ここまで来てやっと思い出した。あの時聞こえてきたメロディ、あれはストレスに耐えかねて海へと逃げ込んだ主人公の生涯を描いた子供向けの歌謡曲、『およげ!たいやきくん』だ。
駄目じゃん。あれ最後捕まって食われるじゃん。
『ナニ、細カイコトハ気ニスルナ』

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アナウンスメント

一応レス書き終わった……。
漏らしてるのあるかもしれないのであったらご連絡ください。全速力で駆けつけます。
今回レスを返したのはタグ付けされた作品とレスに書き込まれた作品ということになっています。「おや、これは……?」と思ったやつもありましたが、そういうことになるのでご了承ください。実はこの企画と全く関係なかった、とか言うこともあるかもしれないのでね……。僕は酷く臆病なのです。

ゲリラお題。
今までの他の人の企画と比べると極端に募集期間が短かったのですが(約一日!)、その点も含めてお楽しみいただけたでしょうか。
なぜゲリラなのかと申しますと、実は当初時間制限をかけるつもりはなくゆるい感じにしようと思っていました。しかし人集まらなかったらどうしようと思って一考した結果、時間制限をつけることで解決しようと……。ほら、あれです。タイムセールみたいなものです。テレビショッピングとか。
皆さんを時間で釣りました。汚い手使ってすみません。
実際にそれで参加人数増えたのかどうかは疑問符がつくところではありますが。
何はともあれ事前予告もないのに付き合っていただきありがとうございました。今後ともfLactorおよび月影:つきかげをよろしくお願いします。

またいろんな方が企画を画策中とのことで、そちらからも目が離せませんね!
(露骨な宣伝)