ぼくを泣かせた相手に どうして ぼくはだれより優しくしたいの いつも ひねくれたフリ してた罰なの それが罪なの 泣いていたんです 新聞屋さん こんな時間に なっていました ポストの音が 静かな部屋に ぼくの泣き声よりはうるさく ぼくはだれより好きな相手に いつもすなおに優しくしたいの だけどやさしくするだけで 何か削れてく 腕時計をにぎって 夜泣きを噛み殺す
誰も気が付かないよ みんな見て見ぬふりさ 辛い 苦しい 溢れかえる世界で 他人に目を向けてる余裕なんて ないんでしょ お節介さ どうぞ嫌ってくれ 俺は関わり続けるだけ そのドア開くまで 扉の前に居座るだけ
まだ瑞々しい 若葉みたいに 真っ直ぐで 不器用で 透明な恋をしたい
大事なことをひとつ 飲みこんだままにしてた 今夜 また切れた電話の先で 心地よく眠る 君のために 足りない言葉なぜか 足りないままにしてた 今夜 強がった電話のあとで 寝汗をかいてる 僕の場合 雲に揺られた月が 窓の外に来た ごめんよ また君のこと 誰にも言えないまま 朝になってしまいそう
日が昇るのが 寂しい 僕だけの夜は短くて 朝焼けは眩しすぎる 夜は長いくらいが良い 太陽だって忙しいだろ もう少しゆっくりしたって 誰も怒らないんだぜ
きらきら ぱちぱち くるくる どきどき どんな音かな ふわふわ ころころ ぴかぴか とくとく どんな色かな すごく綺麗な気がする すごく眩しい気がする そんな気がするの
君が俯いて めがねを外す ただそれだけで 今日は家に来た甲斐があった ぼやけた視界に映る私は 粗も歪みもぼやけているといいな みたい私に変えてね みたいように描いて で、太陽があがるまで そばにいる、ようにする
正直さを取り戻して 腹黒く 面白く 灰色な日々も愛せるように わたし今日誕生日なんだ 嘘だよ、そういう比喩だよ 靡かない濡れた髪 長さは違う 昨日よりも
とりあえず恋だと思うことにして 丸い月とか四角くしたい
あなたを慰められない僕の言葉に、どのような価値がおありで?