私に「恋」が似合わないなんて 私がいちばん知ってるんだから
凍った世界が溶けて、 あたたかな光が私たちを照らして、 優しい風が背中を押す時期。 その色鮮やかな空気を、 恥ずかしがりで無邪気な空気を、 胸いっぱいに吸い込みたい。 けど、 それはできない。 それが、 花粉症の定めだから。
空色は きっと澄んだ水色を指すんだろうけど 私は夜の黒になりきれない色が好きだ 見つめてると何も見られなくなる 吸い込むような大きさが好きだ