2011.03.11 14:46
『(机の下に)隠れて!』
私の震災の記憶はそこから始まる。
当時小学校2年生の私は帰りの会直前に先生から放たれたその一言に困惑しつつも机の下へ、その直後ユサユサと気持ちの悪いゆっくりとした揺れが数分間続きました。
長野は震度4でした。
その後慌ただしく動き回る先生方を横目に何も分からないまま帰宅し母と一緒にテレビを付けると目に入ってきたのは
・黒い濁流が田畑やビニールハウスを押しつぶしながら街へ広がっていく光景
・千葉、市川の工業タンクがどんよりとした空の下で巨大な火柱を上げながら激しく燃える光景
私はそれらを見た瞬間、小さいながらもこの世の終わりを悟りました。
あれから14年、ここにいる震災を知らない世代の方々、そして生きたくても生きられなかった東日本のみなさんのためにも…
私たちが伝えるんだ