6運命 先生以外の集落の皆は、「運命」と言う言葉をよく口にした。集落に流れ着いた時も、「これが彼の運命なのだ」とか、「この事故すら彼の運命なのだ」 と散々言われたらしい。 そして。俺はその運命のことごとくを否定してきた。 熱を出した時に、「このまま死ぬ、それが運命なのだ」とおばさんに言われたが、翌日にはケロッとしていたし、怪我をした時も「痕は残る、それが運命なのだ」と言われたが、痕は残っていない。 まぁ、この程度のことを運命と呼ぶ彼等も彼等なのかもしれないが。
『操られたの』そう叫ぶ私 『いいや、お前が言ったんだ』そう言う皆 『違う!私じゃない!』そう叫ぶ私 『もう見捨てるからな』そう言う皆 結果、私の心は傷付き疲れて果て何かを求めた それは破壊だった 【裏切り、憎しみ、悲しみ】この3つを味わった私は全てを破壊することがいつからか目的となった そんなとき、ふと目にとまったものがあった それはこの掲示板 ここの皆は優しかった 生きる希望が沸いた もう一度この地球を、星達を、宇宙を守りたいと思えるようになった 有り難うございます
ぴったりじゅうもじ。
ため息が白くなる季節
口角を上げた 「さよなら」くらい強がりたい
ごめんねが指の間をすり抜ける 夢を噛んだまま瞼をひらいた また起きてしまったみたいだ、 眠れない夜が更けていく 掴み損ねたごめんねが溶けていく 誰に謝っていたのだろう、と思う 噛みかけの夢を咀嚼する そしてまた夜に吸い込まれていく