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傍観者B

顔も名前も知らないだれかに
鋭いナイフが突き刺さって
そうしてぼくは気づいたんだ
頭からかぶった毛布が
盾になりやしないことを

芝居をみているみたい
何度もくりかえして笑う悪役に
顔なんて見あたらなくて
もしかしたら あしたには
ぼくも舞台に立っているかもな
役柄はきっと 傍観者B

青く光る画面の向こう
匿名希望の群れがわめきたてる
ことばは刃になって
文字は鎖になって
どこへも行けないぼくは
ただ目をつむった

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明日ハレの日、ケの昨日 (秋 #8.5、ちょっとした脇道)

秋ふかし
幼子の見る
こがねいろ

もうそろそろ、
近所の田んぼが賑わってくる。
そう、稲刈り&脱穀の時期である。
そのあとは精米して食卓に並ぶのだが、
田舎だと、ここである一大イベントがある。
それは、
なんといっても、
『秋祭り』である。
八百万の神々に豊穣の感謝をするのだ。

明日ハレの日、ケの昨日。
神道の言葉で、
ケは普通の日を指し、
ハレは特別な日を指す。
そんな曲を聴きながら。
毎日を過ごす事に、
楽しさを感じる。

明日ハレの日、ケの昨日。
昨日までの普通の日々が終わったら、
明日から特別な日が始まる。
今日がつまんない日だったとしても、
ケにもならないような退屈な日でも、
それはきっと、
明日からのハレの日の準備だっただけだよ。
そう信じよ。
今日こそが、その境界だと。

Key-tower&勘木

P.S.この詩は、上海アリス幻樂団の『明日ハレの日、ケの昨日』という曲から着想を得た物ですが、上海アリス幻樂団との関係は一切ございません。いわゆる二次創作みたいな物です。
あまりにも諏訪子が好きすぎて、こんなのが出来上がってしまいました。
何だか、ごめんなさい。
いい曲だから調べてみてね。

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月が綺麗だねと、

貴方は言う、
月が綺麗だね、と。

でもね、そんな遠回しのI love you.じゃ、
私の心は貴方から離れていきそうよ。

恋にだって賞味期限があるの。
いつまでも、美味しいままじゃないの。
甘いチョコレートだって、長い間大事にとっておいたらカビの一つくらい生えるわ。

恋なんてそんなものよ。
早く食べてしまえば良かったのに。

月が綺麗だねと、貴方は言うけれど、
貴方より、月より、団子に夢中な私にも気づいてないでしょ?

《スーパームーンと言うことで、ちょっと月を意識したポエムです。笑。実際に『月が綺麗だね』で『I love you.』と捉えることが出来る女性はスーパーウーマンだと思います。》

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なんで…

体育祭の練習 
体育大嫌いだけど 団長
私は団長に出会えてよかった

大好きです

ホントは皆にもちゃんと練習して欲しい
団長は熱心だから…そんなとこがウザいって言われちゃうんだよね
でも私はそんな団長が

大好きです

(うぁぁっぁぁぁぁぁ!!これへたくそだわww)

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無駄遣い

僕の手を握ってくれないか
できるだけ強く 離れないように
鍵を付けてくれたっていい
僕が帰るその時まで
右手を君に預けておくから

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無情@月

世の中をねじ込み曲げてしまいそう スーパームーンというしゃれた月
今日の世の残酷、無情も知らないというような月 一緒に上ろう

今日は疲れました。久しぶりの投稿です。雑すぎるかな?

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女の子の魔法

真っ白なフレアスカートで向かうは君の元。
ピンク色のリップで笑えば魔法にかかる。
ヒールを履いたら、優雅になる。
クルクルとした真っ黒な髪の毛は自信をくれる。
全ては君のため。
全ては私のため。
別れを告げたら、静かに魔法は解かれていく。

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スーパームーン

暗い夜道 暗い話
この先の進路

「晴れてよかったね」そんなま他愛もない幸せがいつまでも続いたらいいのに
これ以上の苦しみがないかわりに
これ以上の楽しみも望まないから

大きく輝くあの月を2人見つめる日々が
いつまでも続いたらいいのに

月夜の闇が呑み込む前に

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16番目の月

私も、彼と一緒でなにかが足りない、彼には光が足りないが、私にはなにが足りないのかわからない、私はいつまでも不完全な過ぎた完璧

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本日の魔法講座 その182

画伯の指がなぞる夕焼けに

山岳が翼を広げて

恥ずかしさにぽりぽり

特別なことなんてしなくても
特別な今日があるよ

骨をならして
背のびしたら ぽきぽき

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気まぐれに幸せ

あなたも同じことで悩んでいたらいいのにと
思う今日この頃

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あなたと二人で空を眺めてる

どんなに腐った社会で、どんなに卑怯なことが溢れていて、どんなに理不尽に虐げられて、数え切れないほどの嫌なことがあっても、このたった一つのこと以上に意味のあることなんてない。

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ピアス。

人工的な程よい甘さと、本能的な一か八かの刺激。あんなに開けないと言っていたピアスも、生まれた時からあったかのように自然とそこに存在している。
突然の刺激を感じると、どんな甘さもゴミに見える。そう言っているかのような微笑みだった。
何を思ったわけでも、何を悟ったわけでもない。ただ私は、未だにわからないことがある。
ピアスは開けてもいいのか、と。

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秋 #8

十六夜の
月を横目に
善光寺
人ひとり居ぬ
闇を見つめる

喜萃
(6時以降の善光寺って人居ないんだな、っていうか寺自体開いてないのかな、教えて欲しいんだな。人ひとり居ぬと言ってるけど妖怪はいるかもなんだな。)

中秋の
名月よりも
食う団子

勘木
(38万キロのボヤージュよりも50センチの食い意地の方が楽です、当たり前過ぎますけど。)

P.S.最近、思い立ったら旅に出る程度の能力を知らず知らずのうちに習得したようです。やったね、すごいね。