「おはよう」も
「ごめんなさい」も言えないわたしなのに
「姐さん、」と呼びたくて
顔をあげたら
こみち姐さんは
くりりとした瞳で わたしを見留めて
悲しそうに
微笑んで くれた
こんなにも近いのに こんなにも遠い けど
誰かの心に映って はじめて わたしになれるよろこび
今の今の時間はもう戻らない。君と過ごした時間。女子だけっていいなぁ。楽しかった。でも、楽しんでいる間に、私は悲しくなった。もうこの時間は二度と来ないのだ、と。この、時間よりも、最高の時間をこれから迎えたい。果たして、迎えられるかなぁ〜。
君の目があたしを捉えたと思ったの。今日こそは。あたしも合わせようと思ったの。でもだめだったの。なんでだろう、でも、君を見れただけであたしは幸せ。それに今日は、君はいつもより笑顔だった。
すれ違ったあとの余韻は怖い。
ゆっくり振り向けば、ほらもう違う、
線が引かれたみたいに、決裂するの。
縋れなくて、鉛のような感情が、
私を襲っては離れていく。
自分の生きる価値はどこにあるの?
そもそも、そんなもの存在するの?
私が何をしようと、世界は変わらず廻り続ける。
そんな世界で、私が私として生きている理由なんてあるの?
私の生きる価値を知りたい。
そうしないと、心が壊れてしまいそうだから。
そうしないと、生きていけなくなりそうだから。
そうしないと、涙が零れちゃいそうだから。
だから、私は君に恋をした。
そこに、私の生きる意味を置きたいから。
君に身も心も全て捧げて依存したい。
君のことしか考えられないくらいに依存したい。
君がいないと生きていけないくらいに依存したい。
だから、君は私から離れないで。
いや、離さない。
こんな私はおかしいですか?
あなたは、こんな私を笑いますか?
この声が出なくなればいい
そうすれば誰も傷つけずに済むのに
あなたを苦しめることもないのに
あなたが私に求めるモノ
それは否定でも反論でも正論でもない
ただ「うん」とうなずくロボットだ
なにを今まで真面目に考えてきたんだろう
あなたは私の意見なんてきいていない
あなたは自分の話を聞いて欲しいだけ
だから私は私を殺す
それが1番いいと気づいたんだよ
私の話は誰も聞いてくれないのなら
なにも感じず考えなければいいんだ
ただうなずくだけのロボットになればいいんだ
そういうことなんでしょ?
びっくりマークをつけるほど、力強くは言えない。
でも、きっとそうだと信じてる。
馬鹿でもいいよ。僕は馬鹿なんだ。
信じなければ始まらない。
信じなければ生きていけない。
あなたたちが無視しても、私の言葉を奪っても、受け入れなくても、否定しても、認識さえしなくても。
私は存在しています。
私は今、ここにいます。
私は私を生きています。
どうぞ否定してください。罵倒して、排除してください。
ただ少し願うのは、私の言葉を奪わないで。存在を消さないで。
「私は今ここにいる」
言葉にしなければ自分でもわからない。
そんな悲しいことはない。
(現実がね、しんどくて)