泪、なみだ、
流れて、ながれて、
溶けたのはぼくのかたち。
落ちていく、堕ちていく、
電子音に呑まれるように、シンセサイザのなかに
このまま消えてしまえたなら、
きみはなんて云うのかな。
それが聞けないことだけが心残りで、
流した泪も瓶に詰めてしまえたなら。
ふと揺れた自分に応えるように
ケータイに手を伸ばす
みんな同じように揺れてるんだって
気づいたら、止まっていた
何が正解かなんてわからないけど
この瞬間が、私を動かす
そっと手をつつむような
ちいさなやさしさを
うずくまったまま欲しがって
気づくのが遅かったのは きっと
風が温かったからなのね、と
小石に傷ついた指先
触れる落ち葉の その色で
見たくないものばかりが見える
この視界を埋めつくせれば
きょうは風の音だけをきいて
深く 深く 眠れるのに
日曜日、怪物たちがやってくる。
差別と憎悪にまみれた言葉で、みんなの心を傷付ける。
忙しくも平穏な神戸の街、僕の好きな街なんだ。
そんな街を差別なんかに汚されてたまるか。
大音量で憎悪を吐く、怪物たちに僕たちは、ありったけの声を使い、反対の意志を示すんだ。
たとえ声が枯れ果てても、僕は差別に抗います。
星のない夜の後ろには
小さな神さまがいるんだって
下を向いて歩いてる貴方を
涙をこぼしてしゃがんでる貴女を
紺色のカーテンの隙間から
ひっそりこっそりのぞいてる
静かに静かに見守ってる
だからきっと大丈夫なんだよ
独りになんてさせないよ
あざらしにはなりません。
罵声を受ける覚悟はありません。
逃げ出さずにいられる自信はありません。
遠くから見るだけかもしれません。
だけど、それでも、一歩を踏み出したいのです。
初めの初めの第一歩。
弱い勇気を振り絞って、私は憎悪に抗します。
みんなが好きなものを
好きになろうとしても
好きになれなくて
無理して好きになるより
自分が好きになったものを
とことん好きでいたい
好きなら好きなひと、ものに
正直でいたい
ケータイの画面が映す景色より
自分の目の前の景色の方が輝いている
電車の中でスマホを見つめる人が多くなり
外を眺める人が 最近は少ない
うわ、わわ、わっと、とと
ヘニャヘニャ、ゆらりゆらり体を揺らしながら歩いていたら、片足が宙に浮かんだ。奇妙な、心臓が引き上げられる感覚しては、
カックンっ
むりやり片足動かし、無事着地。間抜けな姿を笑うものはいない。
本当は本当は助けてほしい
「何かあったの?」って聞いてほしい
寄り添ってほしい 気がついてほしい
強がっている弱い自分
「迷惑」に負ける弱い自分
「大丈夫。」の裏にはつらい苦しい悲しいが潜む真っ暗な世界
そんな世界から早く抜け出したい
助けを待つだけって言うのは卑怯な話かもしれないけれど
あなたの優しさがなによりの救いなの
※これを書くのに様々な葛藤がありました。でも、やっぱり弱い自分ともうまくやっていかないとと現実を受け止めてみました!