浦島太郎になりたい
最高の時間を過ごして
目覚めたら誰も知り合いの居ない世界
わずかに残った時間を緩やかに過ごして
死んでしまえるなんて
なんて素敵なんなだろう
いつから私は変わったのかな
もう一度私を竜宮城に連れていって
行ってしまった ほうき星
いいさ 次来たときには とびのって
遠い景色を見るんだから
月の扉 開けた
しんしんとした 夜
銀のジョーロで
水をあげた 夜
窓を叩く雨に 触れてみて
孤独と涕と焦燥を近に感じる
輝く喧騒に背を向けて
哀しさと儚さと現実を感じる
「何処か 遠くへ行きたいよ」
紛れて放つことができるなら
僕の目が見る 硝子の霧は
何を訴えているんだろうなぁ
ため息の色は、紺色だった。
紙切れのような星が降っている。
君に言えないこと、ずっと転がしていた。
頬杖をついて、ビー玉のようにころころと。
意味ありげに目配せしながら、意味もなく。
目があった。
「元気ないの?」
途端に空が青く広がった。
自由を笑え!
飛びたい。
靴を脱いだ。
体の力を抜いて、私は飛べるよ。
そう言って笑ったら、君はそうだねって微笑んだ。
「恋をすると綺麗になる」
それってホントだと思う。
心が、すごく綺麗になる気がする。
ちょっとのことですごく嬉しくて、
今すぐにでも「好き」って君に伝えたいんだけど、
私には勇気がないから言えない。
でもね、
少なくとも、
「明日も頑張ろう」って、
その勇気だけは湧いてくるんだよ。
みんなからの“おめでとう”と、君からの“おめでとう” いくつもらっても 君からの一言がほしいと思ってしまうんだ。 依存はしたくない、君の重荷にはなりたくない だけど、そんな不安に勝てるように 君のその一言がほしかった。 ここにいていいよって その一言を、君に 言ってほしいなぁ……。 たくさんもらった贈り物たちに申し訳ないから、ねぇ、待ってるから その一言をください。 これからも誰よりも近くで笑っていたくて。
【誕生日…わすれられてるのかなぁ、お姉ちゃんみたいな親友からのおめでとうって一言を待ってるんだけど← 期待しちゃってた分寂しいなぁ(。-_-。)】
違います。違うんです。拒んでいるように思われるでしょう?それは事実そうなのですが・・・。僕があなたを拒むのは、あなたを受け入れたいと望んでいるから。分かります。あなたが分からないということが、僕にはよく分かります。それもこれも僕が、傷つくのを恐れるから。あなたは僕を傷つけます。いいえ、あなたが悪いと責める意味でなく、誰もが人を傷つけます。その意味で。僕はあまりに過敏なので、近づきたいと思うことに、これだけ苦しめられているのです。あなたに変に思われることを十分わかってそれでも、僕が打ち明けたのはもちろん、そうしなくては僕が身動きができないからです。こうしてあなたに距離を置かれなくては。拒みつつ与えるなんてこと、愛と呼べないでしょうから。けれどいまは、あなたに何となく敬遠され、距離をおかれていたほうが何倍も良かったかもしれないと、後悔もしているのです。ええ、幾分、悲劇の演者の歪んだカタルシスがあるかもしれません。そういってみせることに打算がないとも言えません。そう、そのことだって僕は言ってしまいます。そのことが僕の弱さの何よりの裏付けになるでしょう。本当は愛されなくても構わないのかもしれません。むしろ拒まれることを、僕の歪んだ内面性は望んでいるのかも。ああ、すみません。どんどん僕の一人芝居になって・・・。どうしたら・・・、どうしたら、よいのでしょうか?愛はほとんど病です。世界と関わる技術を持たぬ僕にとって。誰かを求めずにいられないということは。
冷たい風がふく こんなやりきれない夜に
一人外に出て 僕は何をしようとしたのか
缶コーヒーを買って 一人座ってみたはいいが
何をするでもなく
鼻歌を歌おうにも はやり歌のメロディーさえ 思いだせず
ただひとり
傍らを風が通り過ぎる
飲みかけの缶コーヒーの口に 空気が渦を巻いて
シュー、シュー、と 寂しい音をたてる
なにをしに来たのかと懸命に考えて
なにも当てがなかったことに気付く
どこに行くことも 引き返すこともできない僕に
ただ風が吹き付け 体だけが冷えていく
ふと
どんな日でも 生きるだれにも
平等に
明日は来るという幸福に
少しだけ
胃のあたりがむかむかした
『当たって砕けろ』と言いますが
砕けた後は誰が直してくれますか??