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時間

楽しい時間は、すぐに過ぎる。
つまんない時間は、すぐに…過ぎない。
なぜ?
楽しいから、もっともっと、
この楽しい時間がほしいのに。
時間は、私の言うことを聞いてくれない。

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無題

くっきり浮き出た鎖骨へ噛み付いたら
君はどんな顔をするのかな

安心しきる君の緩やかな表情は
僕の一番大切なものだけれど
時折無性に歪めてしまいたくなる

すっきり骨張った指先を口に含んだら
君はどんな顔をするのかな

時間を掛けて築いた親友の称号は
何を置いても守りたいものだけれど
近頃は如何にも息苦しい

胸に巣食うこの想いの
奪った名前を付け直せば
僕は楽になれるかな
君は傷付いてしまうかな

でもさ きっとね

名前が違っていただけで
僕はずっと手渡してきたし
君はきっと受け取ってくれてきたのに

ラベルを貼り替えてしまっただけで
もうそれは別物になってしまうのかな
おぞましいものへ変わってしまうのかな

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永遠の友達

2ヶ月付き合った彼氏にこう聞いた
「うちらってつきあってるの?」
答えは…
「友達として」

告った時「いいよ」って言ったじゃん
やっぱり君はいくじなし。
そうして別れた

あれからまた2ヶ月がすぎた
別れてからの方が仲がいい
毎日一緒に登校して
2日に一回は一緒に帰って
君の友達にからかわれても
なんで一緒に帰ってくれんの?

やさしいよ

別れたら絶対気まずくなると思ったのに…
でも、ありがとう
それをずっと言いたかった
いつもは素直になれない私だけど
今日は言える

ありがとう
 
そして大好きです

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non title

昨晩よく眠れなくて
案の定寝坊して
寝癖ひどくて
頭痛くて
ムカムカして
姉上と喧嘩して

そんな自分に腹が立って
なんなんだろう!

っていう
今日に限って、

ホームにお姫さまがいるなんて!

相変わらず美しいし
なんでそんなに凛々しく立てるのさ
お姫さまなのにメガネかけてるんじゃないよ

とか いろいろいろいろ

今日じゃなかったら
話しかけてたのに。

今日じゃなかったら
今日じゃなかったら
今日じゃなかったら
って

そんな勇気 今日じゃなくてもないのに

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太陽に恋する月の話 その2

「太陽ってどうしてあんなに綺麗に光って暖かいのかしら」
「恒星だから?」
「そんなこと聞いてないわよ」
「なんなんだよ…」
「あの光に包まれてなきゃ、この宇宙暗くて冷たいだけよ」
「君は太陽の光に拘るね」
「自分にないものに憧れるものなのよ」
「…僕からしたら、君も美しく輝いているよ」
「ふふ、ありがとう。でもそれは違うわ。もしあなたにそう見えても、それは私の力じゃない、太陽のおかげよ」
「誰のおかげだろうと、僕からしたら君が綺麗なんだよ」
「それなら尚更、私は太陽に憧れるわ」

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ごめんね。しか言えない。

ごめんね、おめでとうって言ってあげられなくて。
今の私はあなたまでを大事にしたいなんて思えないの。
好きな人のために神経をけずったおかげで擦り減ってヘトヘトになったけど
また元通りになった。
だからまたここから始めていきたい。
今度はちゃんといろんなことを話すの。
前よりちゃんと距離は縮んでるから。

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それはね……

「生きるのも、死ぬのも、なぜこんなに辛いんだろう」

それはね、それだけ頑張って生きてるからだよ

それはね、頑張って生きてるから死ぬのが辛いんだ

でも、忘れないで
生きるのも辛いことばっかりじゃないから

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がんばってなにが悪い。

なんでそんなに頑張るの。 最近頑張りすぎだよ。 オーバーワーク気味だよね。      なんでって?そんなの、届きたい場所があるから、掴みたいものがあるからに決まってる。 もう、届かなくて泣いた、あの時の感覚を味わいたくないからに決まってる。  心配そうにかける君の言葉がなによりあたしの心を抉ってる。 オーバーワーク?勝手に限界決めつけないでもらえます?  限界だろうと、不釣り合いだろうと、なんと言われようと、あたしには掴みたいものがある。 高望みしてなにが悪い、追いかけるために頑張りすぎてなにが悪い。 必ず果たすと決めた約束がある。 もう撤回できない誓いがある。 だから、そのためだったらいくらでも頑張るから  そばにいる君が、そんな簡単に見切ろうとなんてしないで。