悲しみの雨が今日も私を包み込む
まるで私の心のようだ
自分自身の葛藤に負けて自分を認められなくなって
死にたくて
でも生きたくて
そんな日々を受け入れながら生きていくのが人生
悲しみの雨は心の中の気持ちでありながら
全てを水で流してくれているのかもしれない
ひかないピアノを抱きしめて
きみは寝れない夜をゆく
さよなら くりいろ
ゆっと わらって
ゆゆしき星夜の ゆるゆるゆ
愛のうたを歌うとき
思い浮かべる人が変わった。
でもね、
「誰かを愛すること」
その幸せを教えてくれたのは君だから。
ありがとう。さようなら。
中途半端な優しさなんかいらない
余計傷つくだけだから
優しくするならもっとそばにいて
君のこころを抜きとって
型抜きをしよう
ほら吹きの歌が聞こえたら
かくれんぼしなきゃ
わくわくするね
シャボン玉の中に入って
空を冒険だ、どこまでも
そのうちきっとお家に帰りたいって
君が泣くから
流れ星につかまって
僕らは旅路を終えるんだ
おやすみって言い合いながら
なかなか眠れないこと知りながら
また明日って別れるんだ
もしかして
僕は現実から逃げてるうちに
どうにもならない場所に
きちゃったんじゃないか?
取り返しのつかないくらい
君と離れちゃったんじゃないか?
ごめん
とてつもなく
バカな俺を許して
さよなら
「馬鹿なりに生きていきます、でもせめて君を愛することは許して」
今の生活に不満があるってわけではない。
平凡ってとこを除けば幸せな日々で。
いつもの何もない日。
たまにどうしようもなく泣きたくなってしまう時がある。
1度出した涙は溢れて溢れて、しばらく止まることはない。
何が理由で泣きたくなるのかもわからないまま、わたしは朝を迎える。
「碧ー、ご飯出来てるわよ!着替えたら降りてらっしゃい。」
母の呼ぶ声に引き戻される。制服を脱ぎ捨てジャージに着替え、ご飯に向かう。既に十時二十分を回っていた。
「最近、学校どう?」
この質問、本当に嫌だ。
「どうってば?
……いただきます。」
どうもこうもない。最悪だ。
そう思いながら、ご飯を食べ始める。母は、洗い物をしながら聞く。
「勉強も部活も。…順調なの?」
まるで早食い競争のように、半ばヤケ気味で食べる碧。答える声はぶっきらぼう極まりない。
「別に。普通。」
中学校に戻りたい。
本当に嫌な聞き方。順調なのかと問われて、最悪と答える子供がどこにいようか。大抵誰しも、親に心配かけまいといい方向に話を持っていくだろう。……いや、単純に認めたくないだけかもしれない。少なくとも、今の碧は後者だった。口に出すことによって、本当のことになってしまいそうで。
「ごちそうさま。」
「あ、碧!?」
少し驚いた様子の母。食器を下げて、碧はお風呂へ向かう。
__大人はいつもこうだ。
『唄あはせの便り』
ある日、文紡の部屋へ弟子の一人の勘木が一つの便りを言いに来た。
「あの......文紡さん...残念ですが...。」
文紡は悟った様子で言った。
「わかっています、もう長くは無いと。」
勘木も残念そうに、
「そうです。『唄あはせ』の時期が来てしまいました。」と言った。
『唄あはせ』とは年に一度の行事である。
官民問わず国中の実力ある歌人が宮殿内にある『無相の言の葉の館』に集まり、歌を詠み合う。
文紡はこの行事が嫌いで嫌いで仕方が無かった。
原因はそのルールである。
二人が向かい合い一人が短歌を詠み、もう一人はそれを聞く、そしてそれに返歌を返す、またそれに返歌を返す、またそれに......と言う風にどちらかが返歌を返せなくなるまで続けると言う感じである。
文紡は天才である。
そしてかなり優しい人間である。
その性格故に、人を負かすのが嫌いなのである。
だが、勝ってしまうので自ずとその姿を見てしまう。
しかし『想起堂』の人間として出ないといけない。
そういうのが嫌なのである。
「仕方ないですね、今年も出ます。
今年こそ誰か私に勝ってくれないでしょうか。」
文紡の願いは切実である。
To be continued #44
『Curious under the moon syamisen and song』
P.S.最近、たまにインスト曲を作ったりします。
適当に頭の中のメロディラインを打ち込むのですが。
良くそれを物語の発想の起点にしています。
勿論この章にもテーマ曲があります。
どうせ黒歴史入りしますけど笑
それと、一つ。
この間完結させたプロットが気に食わなかったので書き直します。なので、暫くファヴァー魔法図書館は休みます。
このままだと「性格破綻ワロタw」とか「何故殺したし」とか言われそうだったんで笑
まぁ一、二週間で帰ってきますけどそこん所よろしくお願いします。
君がもうこの世の人ではないせいで、その白い喉元に歯を立てることも、その滑らかな鎖骨に舌を這わせることも、その細い指をしなやかな足を絡めとることも、何ひとつ上手にできないじゃないか
4月の新しい教室で初めて君を知った。
気になってはいたけど、
話しかけられずにいたんだ。
梅雨が開けた頃やっと話せて驚いた。
好きな歌手も好きな作家も同じだったんだ。
そこから、だんだん話すようになったね。
ただ、
君と話せば話すほど分からなくなっていった。
本当の君はどっちなの?
キレイな笑顔で笑いながら
灰色の言葉で話す君。
キレイな笑顔で笑いながら
「私猫被ってるから」と言ったね。
僕は好きだよ。
必死で隠す闇が隠しきれない君を
僕は好きだったよ。
でも君の闇を支えるため、
僕は君の友達になったんだ。
いつか君の闇が晴れるまで
僕は
「友達」という猫を被る。