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冬の夜

気づけばオリオン座が夜空の高い位置にいた。もうそんな季節か。今年は暖かいから、冬さえ気づいたら終わってしまっていそう。イヤホンから流れるロックは、初めて聞いたはずなのに懐かしさを感じる。自転車の錆びたチェーンがキリキリと高く鳴り続ける。吐く息が薄く白くなってすぐに消えた。今年ももう終わる。

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卒業。

だんだん、卒業の日が近づいてくる。
卒業したくない。
もっと、みんなと一緒にいたい。
このまま、時が止まればいいのに。

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さよなら、16才。

さよなら、悩みの僕
さよなら、孤独の僕

悲しみにさよなら。
幸せにこんにちは。
できるといいな、17才。

(今年はポエム部の素敵な方々にに出会えた最高の年!そろそろ、17才。もっと、皆さんのような素晴らしいポエムが編めるようになりますように。)

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それぞれの思いに

きみの言っていることは間違いじゃないと思うの
でもそれを言ったら傷つく誰かがいるってことも知ってて欲しい

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青いセーターを脱ぐころは

十代の終わりが見えてきて
飲みかけのサイダーの泡は
ひとつふたつと弾けてゆく
短いスカートに隠した気持ちは
あなたに伝えられないまま
大きくなっていくばかり
退屈なうわさ話が
あなたが街を出ると教えてくれました
わたしはどうしたらいいのかな
あとすこしあとすこしだけ
この制服を脱ぐ前に
伝えたいことがあるんです


こんにちは。きいろいかえるです。わたしはまだ高2なので、卒業はまだ先なのですが、制服を脱ぐころに自分はどうなっているのかななんて思ったりします。どんな卒業式でも、この詩の女の子みたいに、伝えたいけど伝えられない切なさがありますよね。







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恋した嫉妬したやっぱり誰かを嫌いになった

彼女に踏み入ることさえも出来ないのに
なぜそんなに嫉妬ばかりしかできない

あいつは悪くないまったくなにも
悪いのは嫉妬しかできない僕

人を好きになると同時に人を嫌いになってしまう

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この先

まだどうなるのかわからない。
良くなるのかも、悪くなるのかもわからない。

そんな答え合わせは未来の自分に任せるとして、
私は今とりあえず今必要なことをやる。

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冷静の沸点。

会えない から
見つめて 話すこともない から
互いの温度を感じて おなじになることもない から
過去の私に
ふかい意味なんてなかった。

胸の奥で 冷たさが 沸いている。
猛獣の毛を逆立て 動き出そうとする

逃げるつもりなんてなかった。

君は君で、生きればいい。

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メモ

コンクリートの壁にチャックがあった。いつも開いていた。