整えた脈に
どうしてかついていかない音
曇った窓を
眺めていても見えないうちがわ
つよいひととなりたい
受け入れられるものになれても
浮かんでいる心地しか
残らない
とまどったこころに
なにもふれてなどこない
僕はただポケモンの音楽を聞きながら信号を待っていただけなんだ。
だけどフェイス.B.Bは僕に話を吹っかけてきた。
内容?そんなの言えないよ、フェイス.B.Bから察してくれ。
僕はありとあらゆる感覚をシャットアウトして信号を待っていたんだ。
そしたら後ろから僕を引く手が一つ。
「あの、リュック開いてますよ。」
字面は大した事無いかも知れない、でもね。
僕にとってはある種の福音だった。
瞬間信号が変わった、僕はフェイス.B.Bよりも脚が速かったから全てをシャットアウトして逃げた。
君たちも気を付けな、フェイス.B.Bに。
P.S.溢れる怒りと恐怖の中相手の情報を殆ど伏せて書いた僕の誰か褒めて欲しい。
昼休みにおしゃべりするのも僕がいいし
一緒に映画を観に行くのも僕がいいし
学校休んだら心配してもらうのも僕がいいし
なんでもない笑顔の先にいるのも僕がいい
いっそ ココナツオイルでできたような男の子になって
きみのともだちでいたい
もうあと二ヶ月で卒業ですね。
七年間一緒にいてくれてありがとう。
でも、君に言えていないことがあります。
七年前から好きでした。
でもあなたは私の事、ただのともだちとしか思ってないんでしょう?
友達以上になるには、どうすればいいの?
「ははははは こんなものか!」
「はぁ...はぁ....はぁ...」
「ダメだ...勝てない...」
イズモはサバイブ形態になっても敵わない強さになっていた
「ははははは ロマノフ!終わったか」
「はい...イズモ様...」
二人は結界に穴を開け、その場を立ち去った...
館では修繕作業が始まっていた
「サク、今回はありがとう」
「いや...いいよ。みんなには何回も救われてるし...」
サクは照れくさそうに言った
血鏡館に暫しの平穏が訪れた...
「ふふふ...そろそろか...」
「ええ...そのようですね...」
「ロマノフ!始めろ...」
復活の儀式...それはロマノフの魔法の1つだった
石像が崩れ、白い巨人型のクリーチャーが表れた
「いいぞ...シャングリラ...」
崩壊が始まる...その終演の序章が...
解ってんだ。解ってたんだ。
俺じゃあの英雄にはなれないと。
それでも認めたくないんだ。認めてしまえばもう先が真っ暗闇になってしまうんだ。
だから毎日毎日もがき足掻いてるんだ。
血も汗ももう渇ききったさ。
顔は泥だらけで表情すら解らないだろ?
かっこ悪いだろ?
情けないだろ?
馬鹿らしいだろ?
知ってるさ。全部全部解ってるさ。
でも、諦めないだ。
僕が憧れ続けたあの英雄に少しでも近づく為に。
僕が愛したあの人を護り続ける為に。
僕はなるんだ。英雄を超える英雄に。
何言ってるか解らないだろうね。
でもそれが僕の憧れさ。
まどろみでゆらら
ほほえんでいてね
夢中じゃないなんて
星がちかちかまたたいている
あしたはひとつ
だれのためでもなく
吸って吐いた恋は
頬が赤く染まるように
色づいていく
取って付けた嘘が
まるく弧を描いたら
あしたは咲く
きみのためでもなく
眠れない夜を
越えた向こうで
わらっていたい
唐突なその言葉に、反応が遅れた。
「……え…?」
「あの日、薺が人間の嬢ちゃんを送り届けたろう、家まで。その時だ。どうして、朔っくん薊には父上がいないの、だったか。あの嬢ちゃんの言葉に、薺は狂ったらしいな。その言葉がいけないってことが、子供にゃまだわからんよ。しかしまあ、薺は本当に動転したらしくてな。」
朔は、一気に入ってくる情報についていけていない。しかし、おじさんは追い打ちをかけるように言う。
「朔、お前さん見てただろ?」
朔は固まった。
「薺が鬼の姿になるのを。」