わかってる、 わかってるけどさ、
肥大した自意識を、あてつけられる煩わしさに、小さな箱を投げ捨てたくて。 ごみ箱のように、言葉をすてる。 惑えよ、少年。狂えよ、少女。 肥大した自意識と、見つからない自分の姿。 少年、少女、それからあぶれた迷子らも。 膨れ上がって弾けたときに、 飛び出す中身を産みながら紡げ。 空っぽのまま膨れ上がるな。 空っぽのまま大人になるな。
もし正しさがあるなら、 それは、君にとって正しいんだ。 そのままで良い。 変わっても良い。 僕が愛したのは、そういう君だ。