人生を生きるには
ちょっとの未練があればいい
アニメの続き
明日の給食
大好きな作家の最新作
いつか見られるかもしれない景色
ほんのちょっと
口にすれば馬鹿にされるくらいの
そんな楽しみだけでいい
それだけあれば きっと人は生きていける
「久しぶり」って電話越しにあなたの声がする。
「久しぶり」って私も言った。
電話越しにたまに聞こえるあなたの笑い声が大好きで、何度も何度も聞き逃さないように、スマホを耳に押し当てた。いつまでもこの大好きな声を聞いていたいと思った。
ポエム掲示板だけは
縦書きにならないかな~笑
ポエムとか小説は縦書きの方が味がある
気がするんですけど…。
その日の夜、朔は何となく目が覚めた。勿論、横では大きないびきをかいておじさんが眠っている。そしてもう一方横。
「__薊!?」
綺麗にたたまれた布団。
朔は落ち着かずに、そのまま外へ出る。行くあてなど何処にもないが、兎に角走った。すると、大きな一つの岩の上に薊が座っていた。
たちまち安堵する朔。何故こんなにも気を張っていたのかが不思議なくらいに。
「薊…?」
呼び掛けると、振り向いた。あでやかに微笑う。
「気付かなかった。…ついてきたの、兄様?悪趣味ね。」
ついていくも何も、出たことにすら気がつかなかったのに。
「どうしてこんな所に?」
「此方へおいでよ、兄様。」
とりあえず、朔は薊の横に座った。
今日は満月だ。
「二人でこうして話すなんて、何年ぶりだっけ?」
「うん、おじさんに手かかって、こんな時間無かったね。」
顔を見合わせて笑う。とても仲のいい兄妹だ。
しかし朔は、中々切り出せない。あの日の薊の台詞について。まだ、人間を消したいと望んでいるのだろうか。そして、薊に真実を告げるべきか。母が犯人で間違いなかったと。…それを知った薊はどうなる?正気でいられるだろうか。
薊の、月を見る横顔は、何より綺麗だった。
「薊、帰ろう。」
結局朔は、何も言わなかった。いや、言えなかった。その横顔に、帰ろうと、そう言うことしか出来なかった。
帰りの電車揺られながら思うのは
お風呂に入りながら思うのは
君の新しいトップ画を見ながら思うのは
いつも一緒
君はいまなにしてるのかな。
すきだと伝えたかった
もっと話しがしたかった
いつも通り「おはよう」って言って
「また明日」って言いたかった
ずっとこのままでいたかった
ずっと、ずっと…
君をすきでいたかった
-2,嫌いな邪々馬、蹴落とすべし-
あれ?曲入れたのに音流れない。心霊現象ってやつ?地味にこう言うの好きなんだよね。
~~♪
あっ、流れ出した。ん?この曲、どっかで聞いたことある?
『手紙 ~拝啓、15歳の君へ~』
「い...嫌だ...」
「あれぇ?みよっしーが入れた曲って違くない?なんか、はな何とかみたいな。」
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だこれだけは、お願いだから、止まって...!
カツ、カツ
何で?何で止まんないの?意味分かんない。
『拝啓この手紙~読んでいるあなたは~どこで何をして~いるのだろう~』
「おい、相楽、いい加減歌えよ。」
「稲沢黙って!!」
「はぁ?!」
「もう、稲沢までピリピリして。落ち着きなって。」
こう言うときに、キヨピーって助かる。
『15の僕には~誰にも話せない~悩みの種があるのです~』
止めて止めて止めて止めて止めて止めて止めて、もう...お願い...お願いだから...止めて...
砂漠で 雪原で 山間で 都会で
夜明けの色は どう映りますか?
失ってばかりの道行きを それでも照らそうとするようかな。
無くしてばかりの僕たちを せめて暖めようとするようかな。
爛々と輝く陽光と星空の下 はなればなれなのに となりあっているように
話をしようぜ。
人生について お気に入りの唄について 或いは別の何かについて
銘々に体温を持ち寄って。
まるでおとぎ話のように 僕ら もう
幸せになるしかないよな。
手遅れだよって君が言うなら 僕がその手を引っ張ってやる。
5年間ずっと心の支えの君がいた。
だからこんな遠い知らない地でも頑張れた。
ずっと君にまた会いたかった。
そしてつい前やっと見つけることができた。
でも君は私のことを覚えてなかった。
夕方毎日会って話していたのに?
2つの重なる虹を初めて見て一緒に笑ったのに?
同じ夢を見たと言って喜んでたのに?
5年間、積み重ねていた何かが崩れた。
悲しくて、言葉にもならなかった。
私の習慣。それは毎日学校帰りに夕焼けの西の空を見て
1言、君に今日の出来事を話すこと。
届くわけないのに、しない日は1日もなかった。
でもそれは5年間、誰に届いていたんだろう。
今日も私は西の空を見上げる。
私のことを覚えていない君に、
ただ...また会えることを願って。