つんと、鼻をつくような淋しい夜。
瞬きの隙間は、
いつの間にか涙でいっぱいになる。
今日は何があったっけ。
点滅し始めた信号機、
前髪を揺らした冷たい風、
久しぶりに作った焼きそばと、
好きだと思った曲の歌詞。
淋しがりやは柄じゃないけど、
今日だけ、今日だけ。
涙くん、サヨナラなんて
上手に手は振れやしないけど、
今日だけ、今日だけ。
ちょっぴり泣かせて。
真っ黒で白い 耳の短い兎は
音のない歌を つぶれた喉で奏で
地へ堕ちた天使は 裏切りを以て
私を断罪する
月に照らされる太陽は 明日を振り返り
海に潜る空は 昨日の私を
抱き締めようとした
私の罪 其れは
「薊を止めるとは言うが…具体的な検討はついているのか?今後の行動について。」
朔と蒼は、森のなかを歩く。蒼は刀、朔は矛を持っている。
「僕は、今きっと薊を止められない。薊ほどの、若しくはそれ以上の決意を持っていないから。だからあの時、止めなかった。いや、止められなかった。
でも、人間を無差別に殺していいだなんては思っていない。…ただ、其れを説明出来ない。それが何か理解出来たとき、僕は薊を止められる。…何故だか確証出来る。」
「つまりは、その理由を探すと。
…どうするんだ?」
人間である蒼にとって人間を殺さない何てのは、常識というよりも当たり前のこの世の摂理だから、理解できない節があるはずだ。しかし、敢えて其処を問い詰めるような真似はしない。それは、朔が鬼だと、人間ではないと理解しているから。考えなんて、違っていて当たり前だから。朔はちょっと考えるようにしてから、はっきりと告げる。「人間と関わりたい。」
あまりにも真っ直ぐな言葉だった。
怒ってることの理由が、自分の思い通りにならないとかだったときは 悔しい。
結果自分に怒ってる。
「薊を止めるとは言うが…具体的な検討はついているのか?今後の行動について。」
朔と蒼は、森のなかを歩く。蒼は刀、朔は矛を持っている。
「僕は、今きっと薊を止められない。薊ほどの、若しくはそれ以上の決意を持っていないから。だからあの時、止めなかった。いや、止められなかった。
でも、人間を無差別に殺していいだなんては思っていない。…ただ、其れを説明出来ない。それが何か理解出来たとき、僕は薊を止められる。…何故だか確証出来る。」
「つまりは、その理由を探すと。
…どうするんだ?」
人間である蒼にとって人間を殺さない何てのは、常識というよりも当たり前のこの世の摂理だから、理解できない節があるはずだ。しかし、敢えて其処を問い詰めるような真似はしない。それは、朔が鬼だと、人間ではないと理解しているから。考えなんて、違っていて当たり前だから。朔はちょっと考えるようにしてから、はっきりと告げる。「人間と関わりたい。」
あまりにも真っ直ぐな言葉だった。
入道雲、綿飴みたい
そんなことを言いながら
君は夏と太陽に負けない笑みで空を見上げる
知ってる?入道雲の下は雷雨なんだぞ
俺は引きつった笑顔で空を見上げる
僕らの心は嵐にもまれてもちゃんと変わらないでいれるのだろうか
僕の心は雷雨のようだ
女だけど、がんばりました・・・
空からの贈り物
ダイヤモンドのような雪の粒が君の肩にのる
そして瞬く間に解けてゆく
それを見ながらふたりで微笑みあう
その笑顔の下には不安がある
この友情も
瞬く間に散ってしまうのか
でも私達は2つの粒なんだ
瞬く間に散らない
そう信じたい
君と同じ目を持てば
君の隣に立てると思ってた
君と同じ目を持てば
君の笑顔を貰えると思ってた
でもきっと
隣に立つのに資格を求める時点で
私は君と対等にはなれないのだ
一緒に帰った田んぼ道。
茜色の夕焼けと、赤とんぼを覚えてる。
君と話す、なんでもない会話から、私自身をみつけたよ。
私が恋に敗れた日。
君は、諦めるな、って言ったよね。
そのぐらいで諦められるんなら、もうとっくの昔に諦めてるんじゃない?って。
一緒に遊んだ雪の日。
君のつくった雪うさぎが、すごく可愛かったよね。
一緒に帰る田んぼ道。
だんだん春が近づいてきて。
ほら、見て。むこうの梅の花が咲いてるよ。
だんだん大人に近づいて。
もうすぐ君とは会えなくなるけど。
ずっとずっと覚えてる。
君の笑顔。君と過ごした時間。
全部ポケットに詰め込んで、走り続けるよ。
また、君と会える日まで。