本当に死にたい日もあった。
でもなんで生きてるのかって?
あなたがいたから、それが心を安定させていたから...
高校2年生、クラス替え
離れるのは薄々わかってはいたが
...実際にくると堪える
もちろん、あなたには大事な進路があるのはわかってる
それでも、俺を犠牲にすれば一緒になれたのか
はたまた違うのか...
あと2年、頑張ってはみる
でも、ほんとに無理なときは
助けて って言ったら助けてくれる?
あなたにその声は届く?
ともかくすこし、戦ってみるよ
びいどろは壊れてしまったね
思い出が唐突に撒き散らされて
きらきらと光ったことだろう
ほとんど見逃してしまったけど
こんなに悲しくても
やり遂げなくてはならない命
幸いは恐らく
絵と空にしか無いのに
全てを手に入れたなら
あとは全て壊してしまうだけだ
ならばもう 何も
花びらは散って さよならの時間だ
もしかすると 僕は
泣いていたのかもしれない
星芒を思わせる睫毛に縁取られた、夜空に似た瞳が好きだった。花と雲を紡いで作ったかのような、軽やかな髪が好きだった。天の川を切り取って、満月で染め上げても、こんなにも綺麗にはならないだろうというほどに、うつくしい手が好きだった。今なら正直に白状できる。だって彼はもういない。
ところで、まるで他人事のように泣いている私は、切っ先の汚れたナイフを抱いているのだった。ああ、ああ。
あなたの心の声を探していた
笑顔、なんて、ポーカーフェイス
半分冗談、あとの半分は?
目を覗き込んでわかったふり
頬杖ついてわかられたふり
わからないのが素敵だってさ
その言葉も手札だったんだけど
ほんとにわかんなくなってきた
きっと僕だけの探偵ごっこ
あなたはいつも通り笑ってるだけ
目が覚めたとき、少女の眼下には朱色の街並が並んでいた。
松室祝と名乗ったモノはもういないし、目の前に広がっていた蓮の花の池ももう無かった。
あれは何だったのだろう。
少女は少しだけそんな事を考え、朱色の街『ネペジ』へと繰り出した。
第三章『取り戻せぬ少女と千里の平原』完
両手を広げて、
縮こまりながら、
遠くを見つめて、
虚ろな目の何が悪いの、
閉じた心の何が悪いの、
ざまぁざまぁざまぁざまぁざまぁざまぁ、って、
叫んでるのをごちゃまぜにミキシングして、
喉をごくんと鳴らした。
本日7回目。
散りゆく櫻はこの世のものとは思えぬ程に
妖艶で色鮮やか。
だから惹きつけられるんだ。
そしてもう二度と見れはしないその姿。
広い部屋の片隅に 毛布を敷いてうずくまる。
まだ何もない部屋が 初めて出来た 「居ていい場所」。
今まで得てきた傷を見つめて、新しい人生をつくること。
世界が変わる。
ここから始まる。
これから始める。
(京都で一人暮らしを始めました。大学は刺激だらけ。勉強は楽しい。とりあえず、それだけ)
ひとまず、二十年分の休息を。