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ゴールの日、スタートの日

本当に死にたい日もあった。
でもなんで生きてるのかって?
あなたがいたから、それが心を安定させていたから...

高校2年生、クラス替え
離れるのは薄々わかってはいたが
...実際にくると堪える
もちろん、あなたには大事な進路があるのはわかってる
それでも、俺を犠牲にすれば一緒になれたのか
はたまた違うのか...

あと2年、頑張ってはみる
でも、ほんとに無理なときは
助けて って言ったら助けてくれる?
あなたにその声は届く?
ともかくすこし、戦ってみるよ

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エンドロール

びいどろは壊れてしまったね
思い出が唐突に撒き散らされて
きらきらと光ったことだろう
ほとんど見逃してしまったけど

こんなに悲しくても
やり遂げなくてはならない命
幸いは恐らく
絵と空にしか無いのに

全てを手に入れたなら
あとは全て壊してしまうだけだ
ならばもう 何も

花びらは散って さよならの時間だ
もしかすると 僕は

泣いていたのかもしれない

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じきに赤黒くなる

星芒を思わせる睫毛に縁取られた、夜空に似た瞳が好きだった。花と雲を紡いで作ったかのような、軽やかな髪が好きだった。天の川を切り取って、満月で染め上げても、こんなにも綺麗にはならないだろうというほどに、うつくしい手が好きだった。今なら正直に白状できる。だって彼はもういない。

ところで、まるで他人事のように泣いている私は、切っ先の汚れたナイフを抱いているのだった。ああ、ああ。

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華歌

歌が大好き
歌は人生
歌は世界共通
歌がないと生きていけません

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探偵

あなたの心の声を探していた

笑顔、なんて、ポーカーフェイス

半分冗談、あとの半分は?

目を覗き込んでわかったふり
頬杖ついてわかられたふり

わからないのが素敵だってさ

その言葉も手札だったんだけど
ほんとにわかんなくなってきた

きっと僕だけの探偵ごっこ
あなたはいつも通り笑ってるだけ

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ファヴァー魔法図書館 #21

目が覚めたとき、少女の眼下には朱色の街並が並んでいた。
松室祝と名乗ったモノはもういないし、目の前に広がっていた蓮の花の池ももう無かった。

あれは何だったのだろう。
少女は少しだけそんな事を考え、朱色の街『ネペジ』へと繰り出した。

第三章『取り戻せぬ少女と千里の平原』完

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声なき世界で。

両手を広げて、
縮こまりながら、
遠くを見つめて、

虚ろな目の何が悪いの、
閉じた心の何が悪いの、

ざまぁざまぁざまぁざまぁざまぁざまぁ、って、

叫んでるのをごちゃまぜにミキシングして、
喉をごくんと鳴らした。
本日7回目。

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空を舞う花は。

散りゆく櫻はこの世のものとは思えぬ程に
妖艶で色鮮やか。
だから惹きつけられるんだ。

そしてもう二度と見れはしないその姿。

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広い部屋の片隅に 毛布を敷いてうずくまる。
まだ何もない部屋が 初めて出来た 「居ていい場所」。
今まで得てきた傷を見つめて、新しい人生をつくること。
世界が変わる。
ここから始まる。
これから始める。

(京都で一人暮らしを始めました。大学は刺激だらけ。勉強は楽しい。とりあえず、それだけ)

ひとまず、二十年分の休息を。