昨日は昨日を配り歩いて
今日は何を手放せばいい
今日は何を手に入れて
一日をドブに棄てて
三日間の夕立に
濡れた身もそのままに
まだ震えてるの
まだ怯えてるの
泣きそうなくらいに
タケルが町に帰ろうとしているとき、なにかが飛んできた
それが、どこか見覚えのある物であって...
少々時を遡る...
タケルが士郎と話している頃、町では襲撃を受けていた
どうやら、本格的に仕掛けてきたらしい
町に電子音が木霊する
『キウイアームズ!激・輪 セイヤッハッ!』
『ハィー!ブラッドキウイアームズ!惨・激 セイヤッハッ!』
そして、町のいたるところでも電子音が鳴り響く
『マツボックリアームズ!一撃!イン・ザ・シャドウ!』
『セイヤッ!ブラッドマツボックリアームズ!砕撃!イン・ザ・ダーク!』
阿鼻叫喚の地獄が始まった..
「これは...」
タケルが着く頃にはすでに、惨劇であった
「これは...あいつか!」
トルーパーが2体、辺りを見渡していた
「変身!」
タケルは出現したベルトにカードデッキを挿入する
タケルの体に光が重なり、仮面ライダーライアにその姿を変えた...
気がつくとそこは白かった。
見渡す限り白かった。
天井も壁も地面も無くて、
ただ果てしなく白かった。
手を伸ばすと指先から、
輪郭が曖昧になっていた。
柔らかくて心地よくて、
温かい涙が頬をつたった。
そうして僕は「白」に溶けた。
沢山の提灯が「光」り
入口の「門」には
煩く「音」が鳴り響く
全てのものが混ざる混沌を
掻き消す其はお祭囃子
緩い坂道を下る
ぼくはそこがどんな坂なのか知っている
どれくらいのスピードを出して
どのあたりでブレーキをかけたらいいのか
ぜんぶぜんぶ知っている
崖下には青い世界
水面に映る白い雲が
きみをそっと受け入れていく
地上で息をするのがへたくそなきみは
イルカみたいにするすると泳ぐきみは
水中にうまれたかったって言う
どんなにきれいに潜ることができたって
きみの涙まで隠してしまう海なんか
ぼくは大嫌いだよ
緩い坂道を下る
ぼくはそこがどんな坂なのか知っている
だけどきみは知らなかった
どれくらいのスピードを出して
どのあたりでブレーキをかけたらいいのかを
「ちょっと一人にさせて」
そういって前島くんは告白
してきた女子を廊下にだした
「あっ!」「あっ..木村くん」
どっどうしよう...。
気まずいなー
ところで前島くん一人に
なってなにしてんだろー
そういってひょっこっと
一人なった前島くんを覗いた
なんてこった!!
そこに後ろの席の前島くんは
いなかった。
鶴がはたを織っていました。
「見たわね」
完。
こんな終わりってありだろうか
まぁ、こんな終わりもありかな
心の傷を癒しながら
前に進むなんて
僕はそんな器用じゃなくて
簡単に前に進むことができない事もある
それでも僕は前に進みたいから
進めなくても前だけを見るように
たまには振り返るのもいいけどさ
雨降るポツリぽつりと
今日もまた
薄暗い部屋でひとりぽつりと
雫が落ちていく
あめと一緒にこの心
流してよ
あめと一緒に頬を伝う
薄暗い私の心に虹を架けて
みんな、僕のことを見ていないと思っていた。でもみんな、僕のことを見ていていた。それを知って涙が出た。