「優しい言葉を掛けられなかった」と
嘆く君も君なのだから
「そんな日もあるよ」と
肩を抱いて隣に居られる人になりたい。
歩道橋の下で傘のなか、
アニメみたいに拡がる波紋を眺めてた
痺れた足が揺れていて、
飽和した湿気のなかに消えていく
氷が溶けるように、どろり
流れてしまいたい
傘を畳んで濡れていこうか
眠りにつくその瞬間に
潜り込んでくるパラノイア
三日月のカーブに背を預け
いたずらっぽく笑うきみ
夜の隙間を縫いつけよう
きみのへたくそな塗り絵がばれないように
星を繋いで名をつけよう
金平糖をこぼしたきみが叱られぬように
気まぐれに空に落書きをする
でこぼこの地表でかくれんぼをする
月にいるのはうさぎだと聞いたのに
これではまるで猫のようだ
君は美しくてかっこよくて、それでいて少しだけ弱くて、だけどその弱さを隠そうとするのがまた美しい。芸術作品を見るような、うっとりした目になってしまうよ。
君は今、とっても辛くて孤独だったとしても絶対に反抗して否定して、強く生きようとしている。そういう人間を僕は大好きで、そんな人間がもっと増えれば、地球はもっともっと美しく蒼く輝けるんじゃないかな。
君が全ての始まりになれますように。
君の隣はほかの誰かがいるかもしれないけど
僕の隣は君以外考えられないし
君じゃなきゃいやだ
常に僕の中に君がいる
恋は甘酸っぱい気持ちになるの
君が好きで好きで大好きで溢れ出てしまう
その溢れでたものがまた好きを募らせる
僕の君への思いいつか届きますように
大好きな大好きな君へ
大好きな君の前には一番嫌いな私がいる。
なんで君の前だけは嫌いな私がでるの
大好きな君の前だけで…
あのひとは
立つ鳥跡を濁さずという言葉を知らないのかしら
こんなにも優しさと愛しさを置き忘れて
いっそあなたと
離れてしまうくらいなら
構わず私を
殺して 殺して
いっそお前を
手離すくらいなら
このまま一緒に
死んでくれるか 死んでくれるか
こんな世の中に
独り残されるくらいなら
あなたと共に 地獄の川を渡る方が
どれだけ幸せじゃろかいなぁ
二人の想いが重なるとき
この世界は
赤く 紅く
染まっていく
もし、私を守ってくれる素敵な人に去年出会った事が奇跡だったのなら、私は今その分のお代を払っているのかな。
もし、校長、教頭、ここにいる生徒のみんなに出会えたことが奇跡だったなら、私は今その分の辛い思いをしているのかな。
そう思ったら悲しいけど、頑張ろうって思えたんだ。
明日は...。
あなた様がそう望むのであれば、私は構いません。
あなた様の望み通りにしてあげましょう。永遠にあなた様のそばにいることを誓います。
あなたの手が
私を乱し
あなたの瞳が
私を燃やし
あなたの唇が
私を溶かし
あなたが
私を
人間(おんな)にする
書を捨てて、街に出た。これからは世間という大きな書物を読むのだ。あてもなく電車を乗り継ぎ、適当な所で下車。風情のある旅館にチェックイン。退屈だ。本でも持ってくればよかった。ああそうだ。書は捨てたのだった。風呂にするか。
露天風呂から上がり、部屋に戻る。美人の仲居さん。テーブルに、チーズバーガー、コーラ、ポテト。
「これが夕食?」
「そうです」
「まじっすか」
「はい。まじです」
「ずいぶんフリースタイルなんだね」
チーズバーガーをかじり、庭に目をやる。黒猫が、死にかけの蝉をもてあそんでいる。
寝入ったアナタの髪をそっと撫でて、
ワタシは風に身をまかせて行くとしようか。
私を壊す時には
どうぞ紐をお使いにならないで
貴方の掌を その時まで感じていたいの
私を壊す時には
どうぞ背側をお刺しになって
貴方の抱擁を真正面から受け止めたいの
私を壊す時には
どうぞ経口薬はお使いにならないで
貴方の口付けを最期に戴きたいの
私を彼方へ追い遣る苦痛は
きっと多幸感と紙一重
貴方が それを下さるならば